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本当に発売する模様。中東の新興メーカーから砂上のスーパーカー「ザルーク・サンドレーサー」

2017/07/19

| これはぜひ発売して欲しい |

ザルーク(ZAROOQ)・サンドレーサーがついに発売される模様。
これはUAEの自動車メーカーが開発しているもので、2年前にその計画が公開されています。
中東の自動車メーカーというとライカン・ハイパースポーツを発売した「W MOTORS」が有名ですが、今回のZAROOQも同様に「完全に新しい自動車メーカー」。

だいたいにおいて「新規自動車メーカー」はその計画が頓挫することが多いものの、中東はやはり資金力があり、欧州の少量生産メーカーを上手に使って生産にこぎつけることもあるようで、今回のサンドレーサーもそういった「数少ない成功例」となるかもしれません。

名称は「サンドレーサー500GT」となり、エンジンは6.2リッターV8(2年前のコンセプトモデルはV6だった)で525馬力を発生。
重量は1300キロと軽量で、トラベル量17.7インチのサスペンションを装備。
ルックスはスーパーカーと言っても差し支えがないほどアグレッシブなものですね。

非常に楽しそうな車ではあるものの、当初予定していた「3000万円」からさらに価格が上がって現在では「5000万円くらいになる」とされています(ドバイの人々にとってはあまり差がないのかもしれない)。

なおドバイの砂漠では現地の人々が日常的に砂丘をかっ飛ばしており(遊ぶためだけに走っている。すごく楽しそう)、そういった人たちにはかなり人気が出るのかもしれません。

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こういうの大好き。ドバイよりサンドレーサー・コンセプト

ドバイのZarooqモータースより登場の「サンドレーサー・コンセプト」。
ラリーファイターのような感じですが、パリ・ダカールラリーにインスパイアされたもの、とのこと。

最低地上高がある、タイヤが大きい、ボディの天地が薄い、と恰好良い条件がそろっており、これはぜひ発売してほしいところ。

重量は950キロ、3.5リッターV6エンジンを搭載し出力は300-500馬力をイメージ。
500馬力となるとターボエンジンになると思いますが、その場合のパワーウエイトレシオはマクラーレンP1と同等に。
サスペンショントラベルは350-450ミリを想定し、これはフォードF150ラプターの307ミリよりもずっと大きい数字です。

価格は1000万円-2000万円と高価になりそうですが、ワンメイクレースの構想を練るなど、スケール大きな展開を考えているようですね(現時点では実現の可能性はかなり低そうですが)。※ただしラリーファイターは3500万円程度なのでこちらのほうがずっと安価ではある

なお、ほかに似たようなコンセプトのものではアウディ・ナヌーク、ジウジアーロ・パルクールがありますね。
実際のところ中身はほぼ同じで、ランボルギーニ・ガヤルド/アウディR8 V10のプラットフォームとエンジン、AWDシステムを流用してトランスミッションには7速DSGを積み、リフトアップしたもの。
そのため、もちろんこれらのほうが高価になるのは間違いなく、実際に発売されたとしてもこのスペックであれば3000万円は確実に超えそう。
ちなみに車高は室内より自由に上下できるそうです。

こちらがジウジアーロ・パルクール。

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こちらがアウディ版、ナヌーク。

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