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ポルシェのカスタム部門「エクスクルーシブ」の知られざる事実5つ。初代ターボSはエクスクルーシブ製

2017/07/20

| ポルシェは「どんな仕様にでも」カスタムが可能 |

1986年にスタートしたポルシェのカスタム部門「エクスクルーシブ」に関する知られざる事実5つ(最近”エクスクルーシブマヌファクトゥア”に改名)。
これはポルシェにおける、顧客のためにカタログにはないようなカスタムを行う部署で、アストンマーティンの「Q」、ランボルギーニの「アド・ペルソナム」、フェラーリの「テーラーメイド」、マクラーレンの「MSO」と同様の機能を果たすもの。

ポルシェはこの再スタートを記念して「ポルシェ911ターボSエクスクルーシブ・シリーズ」を発表していますが、これは「ポルシェ史上もっとも高価で、最も速い」911となっています。
これを制作したのも「ポルシェ・エクスクルーシブマヌファクトゥア」ですが、その「知られざる事実」を見てみましょう。


1.964世代のポルシェ911ターボS(1992)はポルシェ・エクスクルーシブによって作られ


今では通常のライナップとして存在する911ターボSですが、当時はエクスクルーシブによって製作された、極めて手の込んだ車両であった、とのこと。
しかもこれは「ポルシェ・エクスクルーシブ」と「ポルシェ・モータースポーツ」とのコラボによって実現したもので、標準の911ターボが315馬力だったのに対し、911ターボSでは375馬力、と比率からすると大幅アップ。
生産台数はわずか86台で、オークションだと1億5000万円程度の値がつく希少車となっています。

2.どんなカラーでも作れる

エクスクルーシブマヌファクトゥアではすでに200ものボディカラーを用意しているそうですが、内装のステッチもそれらカラーに対応する物を持っている、とのこと。

3.専任コンサルタントもつけることが出来る

エクスクルーシブマヌファクトゥアではできることがあまりに多いため、「うーん、そうねえ」となかなか仕様を決められないことも。
そういった時には経験豊富なコンサルタントをつけることも可能(問い合わせフォームはこちら)です。
素材や仕上げ、カラーなどについてアドバイスをくれるそうですが、「それはちょっと」という仕様についても「やめとけ」とアドバイスしてくれるのかもしれません(実際に”それは品格がないのでダメ”と言われることがあるらしい)。 関連投稿
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4.細部にまでこだわる

徹底的に素材にこだわり、「Exclusive Manufaktur」バッジについても金属の台座にエナメルを流し込んで磨きをかけるなど手間ひまかけて作成。
カーボンパネルも完成までに三週間をかけて3層以上にクリアを重ねるなど、とにかく職人による完璧な仕上がりが自慢です。

5.つねに新しい手法を考える

ポルシェ911ターボSエクスクルーシブに見られるような「新しいホイールの塗り分け」のように、常に新しいデザインや手法を考えている、とのこと。
なお、これはまずゴールドに部分的にペイントした後、そこをマスキングしてブラックに塗っているそうです。

ちなみにですが、わざわざ「エクスクルーシブマヌファクトゥア」を指定しなくても、選択するオプションによっては自動的に「そうなって」しまうものも。
たとえは下記は718ケイマンのオプション(一部)ですが、よく見ると「Porsche Exclusive Manufaktur」の文字があり、これらオプションを選ぶと、それはエクスクルーシブマヌファクトゥアの手が加わる、ということになります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は cauman.jpg です

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