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補修に欠かせないタッチペン。自分のボディカラーが売られていないときはどうする?(裏技紹介)

2017/08/12

さて、飛び石傷の補修など欠かせない存在のタッチペン。
国産車であれば容易にそのボディカラーと同じものをオートバックスやイエローハットなどカー用品量販店、ホームセンターで入手できますが、輸入車の場合は結構入手が難しく、多くの場合は「メーカー純正」を入手せざるを得ないことに。
さらにはその価格が3,000円前後と(ホルツやソフト99のものに比べて)結構高く、使用頻度の割に大きな出費を強いられることになります。

そういった場合にぼくがよく利用するのがホルツ、ソフト99の用意する「タッチペンのオーダーメイド」。
ホルツだと「MINI MIX(ミニミックス)」、ソフト99だと「Myタッチアップペン」という名称でサービスを展開しており、標準カラーとして販売されていないボディカラーであっても受注生産で対応が可能。

ただしあまりに生産台数が少ない車、発売されたばかりの新色だとこういったサービスでも対応ができない場合も。
そういったときの「裏技」として、「その自動車ブランドでなくても、他自動車ブランドでカラーコードが一致するものを発注する(他車流用)」という方法も。

例えばランボルギーニは生産数が少なく需要がないと思われるためか、ホルツでもソフト99でも「オーダーメードでもタッチペンの製作は不可」。
しかしランボルギーニは現在フォルクスワーゲン・アウディグループの一員なので、フォルクスワーゲンのタッチペンが流用できるんじゃないか、ということです。

これにはまず「カラーコード」が必要ですが、「カラーコード」はだいたいどのメーカーでもドアを開けたところかフロントフードを開けたところに存在。
ランボルギーニ・ウラカンの場合も同じで、こちらはフロントフードを開けたところ。
これを見ると「BIANCO ICARUS L-S9R」とありますね(斜めにステッカーが貼られているところがランボルギーニっぽくて素敵)。

この「L-S9R」がカラーコードとなりますが、これはフォルクスワーゲン・アウディグループで他ブランドにも使われている色なんじゃないか、ということです。
ただ「L」はランボルギーニの「L」かもしれず、グループ内では「S9R」だけが共通のカラーコードかもしれないので「カラーコード S9R」とgoogleで調べてみると。

あった!

「VW/Audi LS9R-000U グレイシアホワイト」

というのがヒット。
さらに見てみると「メタリック」とあり、ランボルギーニの「ビアンコ・イカルス」もメタリックホワイトなのでまず間違いない、ということになります(確証はないので届いてみるまではギャンブル)。
おそらくは同じグループのポルシェ、ベントレーにも同じ色が異なるカラー名でラインアップされていると思われますが(数倍の価格差がある車に同じ塗料が使用されているのは衝撃的ですが)、今や自動車グループは「いかにコストダウンするか」が重要で、しかし品質は落とせない(コストダウン=品質ダウンではない)ために仕入れパーツや素材の共通化を図る場合が多く見られます。

そこで上記のような現象が発生する場合があるのですが(ぼくは全然抵抗はない)、これは複数ブランドを保有する自動車グループ間では比較的よく見られる現象なので「使える手」だといって良さそうです。

なお、ポルシェも「フォルクスワーゲングループ入り」した際にボディカラーの多くが入れ替わっていて、その際に上記のような「名前は違うものの、フォルクスワーゲン/アウディとカラーコードが同じ」ボディカラーが登場していますね。



ちなみに「カスタムカラー」が非常に高価なのは、こういった「グループ内共通の塗料を使用できない」ためだと考えられ、もしかするとランボルギーニの場合(ウラカンのボディは通常、アウディの工場で製造・塗装されてランボルギーニへと納入されて組み立てられるとされているので)はカスタムカラーを選択すると「アウディではなくランボルギーニの工場で一台づつ塗装」するのかもしれません。

その費用が「数十万円」ということになりますが、手間を考えるとやむを得ない部分もありますし、同じランボルギーニでも「アヴェンタドール」はウラカンとの製造工程の差異、そしてブランディングの観点からか「ウラカンとですら(ほぼ)ボディカラーが共有されていない」ので高価なのが納得できるところ。

余談ですがランボルギーニげ建設を進める新工場は大きな塗装ラインを持っていて、今後はウラカンもここでペイントされることになるのかもしれず、そうなるとボディカラーなど入れ替わったりする可能性も。

とりあえず上記が「希少車のタッチペンを入手する場合の裏技」ですが、この他にもいくつかタッチペンを用意する方法が。
その一つとして、新車購入時にカスタムする際、例えばどこかをボディカラー同色にペイントする場合ですが、そのケースだと板金塗装屋さんで「塗料」を使用することになり、ぼくはそれを「小瓶に入れて」別に納車時にもらうようにしています。
これは「塗料を準備するので」特に大きな手間とはならず、頼むとおおよその場合用意してくれるようですね(ありがとうございます)。

中古車で購入する場合も、注文前に車体をチェックしてフェンダーの内側などに「塗装ハゲ」を無理やり見つけ、「ここは補修してもらわないと買えないな」と契約をチラつかせて納車までに補修してもらう約束をし(いつもすいません)、その場合にやはり塗料を小瓶に入れて用意してもらう、というのがいいかと思います。

そのほかの方法としては「無いカラーは自分で作る」ですが、ぼくはずっと模型を作ってきたという経験上、おおよそのボディカラーであれば「見ただけで」近似色を作ることができる経験と設備(というか塗料)を持っており、これで対応する場合も多くなっています。

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