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ポルシェ911ターボSカブリオレ「エディション918」が競売に。おそらく高値は難しそう

2017/08/13

ポルシェ911ターボSカブリオレ「エディション918スパイダー」がオークションに登場予定。
これは2012年にポルシェが918スパイダーを発売した際、918スパイダーの購入者に限って販売した限定モデルで、918スパイダーと同じくアシッドグリーンのアクセントが使用されているのが特徴。

見ての通り997世代の991がベースとなっており、エンジンは3.8リッターツインターボ、出力は530馬力。
外装だとブレーキキャリパーやドアミラー下部、ドアのステッカー「Edition 918 spyder」がグリーンに。

内装だと(マット含む)ステッチやヘッドレストの刺繍、メーター指針、ステアリングホイールのセンターマークなどがやはりグリーンとなっています。

予想落札価格は最高で2300万円程度とみられているものの、正直この価格は苦しいかもしれません。
というのもこの価格は北米だと新車の(991.2世代の)911ターボカブリオレを購入できる金額であり、それと同じ価値がこのモデルにはないかもしれない、と危惧しているため。



ポルシェはおそらくもっと918スパイダーが人気化し「瞬時に」完売すると踏んでいたようですが、実際の完売までには21ヶ月を要しており、同時期に発売されたラ・フェラーリ、マクラーレンP1に比べて相当に苦戦したと言えます(ラ・フェラーリ、マクラーレンP1は即完売)。

そのためこの911ターボSカブリオレ・エディション918スパイダーも「人気化」するとポルシェは考えていたと思われますが、918スパイダー本体がさほど人気化しなかったためにこの911限定版も同様に人気が出ず、投機対象としてもあまり人気がなかったようですね(おそらくは形状や機能が標準モデルと同じで変更内容は「カラー」のみとなり、作ろうと思えばエクスクルーシブで似たようなものが作れるため)。

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VIA:CARSCOOPS


関連投稿:ポルシェ911GT3 RS4.0がオークションにて8500万円を記録。限定ポルシェの相場が急上昇中

アメリア・アイランドで開催されたオークションにて、2011年モデルのポルシェ911GT3 RS4.0が8500万円で落札されるという事態が発生。
もともとアメリカには158台しか入っていないとのことですが、その中でもブラックにペイントされたのは36台のみで、さらには「オーディオレス」はそのうちの二台。
今回落札されたのはその二台のうちの一台とされますが、それにしても相当な価格です。

加えて走行距離は200キロ未満とかなり少なく、さらにはリフティングシステム、クリアテールライト、内装レザー追加、カーボン製Bピラーなどオプションも多数。

もともと911GT3 RS4.0は希少価値が高く中古相場も非常に高い車ではありましたが、911Rが限定ポルシェの相場を吊り上げてしまったため、911GT3 RS4.0もその相場が今後大きく上がりそうです。

今回の個体は「かなり」特殊な仕様であったために落札価格がつりあがったのだとは思われるものの、他の個体の動向にも注目したいところですね。

VIA:CARSCOOPS

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