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フェラーリが突如新型車発表。カリフォルニアT後継、完全新設計の”Portofino(ポルトフィーノ)”

フェラーリが突如新型車「Ferrari Portofino(ポルトフィーノ)を公開。
2014年2月に発表されたカリフォルニアTの後継となるモデルで、ワールドプレミアはフランクフルトモーターショー。
エンジンは3.9リッターV8、カリフォルニアT比で+30馬力の590馬力を発生します。
0-100キロ加速は3.5秒(カリフォルニアTは3.6秒)、最高速度は時速320キロ。
フェラーリ・ジャパンの「ポルトフィーノ」製品ページはこちら

ルックスに関してはカリフォルニアTのクラシカルで優雅なものから一変し、812スーパーファストにも通じる攻撃的なものへ。
より精悍になったヘッドライト(フルLED)、ガバっと口を開けたエアインテーク、ボンネット上のエアアウトレット、そしてウイングレット付きのフロントフェンダー、大きくえぐられたサイドステップなど、ある意味488よりも戦闘的なんじゃないかと思えるほど。
なおテールランプの左右間の距離が広げられ、より「ワイドに見えるよう」デザインされているようですね。

以前にフェラーリCEO、セルジオ・マルキオンネ氏はカリフォルアについて「生粋のフェラーリではない」という意味の発言をしていましたが、それを受けての今回の変更と考えて良いかもしれません。

なお、名称の「ポルトフィーノ」はフェラーリ・ジャパンによると下記の通り。

フェラーリが、これまでにないほど多彩な用途性能を備えたこのドロップトップカーに選んだネーミングは、イタリアの最も美しい街のひとつに由来します。絵のような美しい港として有名なポルトフィーノは、世界各国の方々から優雅さ、軽快さ、そして抑制のとれた華やかさの代名詞として知られています。今回、この新型フェラーリが纏う発表会仕様のカラーもまた、その素晴らしい街に敬意を表して、Rosso Portofino とネーミングされました。

フェラーリによるとピストンとコンロッドは改良を受け、同じくインテークも新型に。
エキゾーストマニフォールドは鋳造の一体型となり、ターボラグの解消とスロットルレスポンス向上を両立。
加えて新型エキゾーストシステムとバリアブル・ブースト・マネジメントによってカリフォルニアTに比べてよりパワフル、そしてより効率が高まった(燃費が良くなった)、とのこと。
もちろんオープンモデルらしく「サウンド」にもこだわったようですね。

カリフォルニアTはフェラーリとしては「初の量産ターボモデル」となりますが、ギアによってブースト圧を変更するなどきめ細かな調整によってNAエンジン同様のフィーリングを実現したモデル。
その後「488GTB」「488スパイダー」では”ゼロ・ターボ・ラグ”を謳うまでに進化しており、そして今回のポルトフィーノでもさらに自然なフィーリングを獲得している、と考えて良さそうですね。

そのほかの改良点としては第三世代に進化した電制リアデフが挙げられ、812スーパーファストで初導入となった電動パワステの採用(ステアリングレシオが7%クイックに)、より効果的に機能するようになった磁性流体(MR)ダンピングシステム(SCM-E)などがありますが、最も大きなポイントは「新設計シャシー」。

カリフォルニアTから「全てを新しく設計し直した」したとされ、軽量化そして捻れ剛性の向上を果たしており、フェラーリ曰く「極上の乗り心地を備えた、よりダイナミックかつレスポンスに優れた車両」になった、とのこと。

インテリアも最新の仕様となっており、10.2インチタッチスクリーン式インフォテイメントシステムを装備したほか、エアコンやステアリングホイールも一新。
シートにおいてもバックレスト形状を変更して後部座席の足元スペースを広くしたり、パッセンジャーディスプレイの装備、オープン時にキャビン内に入り込む風邪を30%削減する新型ウインドディフレクターなど「快適性」にはかなりこだわったようですね。

フェラーリ ポルトフィーノ 諸元

エンジン:V8 - 90°
総排気量:3,855 cm3
最高出力:441 kW(600 cv )@ 7,500 rpm
最大トルク:760 Nm @ 3,000 - 5,250 rpm
全長:4,586 mm
全幅:1,938 mm
全高:1,318 mm
重量配分:46:54(フロント:リア)
最高速度:320 km/h 以上
0-100 km/h:3.5秒
燃料消費量:10.5 l /100 km
排出量:245g CO2 /km

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