ホンダNSXはイギリスで大人気。割り当ては150％増加、アメリカでも前年比2倍の売り上げ

イギリスでホンダNSXが大人気の模様。
現在納車待ちは12ヶ月に及び、そのためにホンダはイギリス向けとして急遽50台を追加する、と発表（元々の予定は100台）。
なおアメリカでもけっこう調子は良いようで、昨年の販売269台に比べて今年はすでに278台を販売するなど堅調な伸びを見せています（ということはどこかの国の割り当てが削られている、ということに）。

日本においては現在のところ販売状況や納車状況を示すニュースはなく、今のところの受注やデリバリーについては不明。
もちろん路上を走るNSXは一台も見たことはなく、本当に日本でも売っているのか疑問になるほどですが、それくらい日本ではNSXの話をパッタリと聞かなくなっていますね。

以前に商談した時は日本の割り当てはイギリスと同じ100台/年で、その100台も「いつから」カウントしての100台なのかということも不明、とのこと。
（NSX販売指定店＝パフォーマンスディーラーとなった）ディーラーはNSX用の専用ツールを購入しないといけない割には売るためのNSXが回って来ず（パフォーマンスディーラーは138店舗あるので当然”あぶれる”ディーラーが出る）、しかもサービス要員に研修を受けさせたりという手間が発生し、正直ディーラーとしては「NSXパフォーマンスディーラーにはなりたくない」と考えるところが多いようです。

ただ、都道府県によってNSXパフォーマンスディーラーに「強制的に」させられてしまう場合があるようで、あちこちのディーラーで話を聞く限りは「NSXの発売は現場として迷惑」という意見多数。

そういったこともあって日本ではNSXの商談自体も嫌がられることがあったり、ホンダ車なのにホンダの残クレが使えなかったり、と「購入するのにフェラーリやランボルギーニよりも」敷居が高い車である、という印象はあります。