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トヨタが「可変圧縮比ガソリンエンジン」の特許取得。内燃機関にもまだまだ可能性がある?

2017/09/21

トヨタが新しくガソリンエンジンに関する特許を取得。
先日の「トヨタとマツダとの業務提携」におけるトヨタの狙いは、「トヨタがガソリンエンジン開発リソースを縮小してエレクトリック化に注力し、そのかわりにマツダにガソリンエンジンを開発させる」と言われていたものの、トヨタはちゃんと自社でも新しいエンジンを開発していたようですね。

今回の特許は「コネクティングロッド(コンロッド)の長さを変化させることが出来る」もので、これによって圧縮比を変更することが可能。
コンロッドに小さなシリンダーを仕込み、これによってコンロッドの長さを変える、という構造ですね。

なお、「可変圧縮比エンジン」はすでにインフィニティが実用段階に来ており、しかし当然ながらトヨタの手法はそれとは別(でないと特許に抵触する)。

時代はエレクトリック化と言われるものの、今回のトヨタ、そしてこのインフィニティ、ホンダの「可変排気量」エンジン、加えてマツダのスカイアクティブXなど、まだまだガソリンエンジンには「可能性」がありそうですね。

ちなみにガソリンエンジンにおいて「圧縮比」が高いほうが高出力になりますが、ハイオクが必須になったり、と「トレードオフ」となる要素も存在。
それを解決するのが今回の特許(広い意味ではマツダの先日の特許も同じかもしれない)ということになるものの、トヨタ/インフィニティの方法だとコンロッドという「動くパーツ」の慣性重量が大きいためフィーリングを損ねる結果にもなりかねず、スポーツモデルへの採用は難しいかもしれませんね(ランボルギーニは逆にコンロッドの重量を減らすためにカーボンをその素材に使用する研究を進めている)。

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