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本当に出てきた。フェラーリ458にV12エンジンを搭載した「フェラーリ公式カスタム」車両

2017/09/07

今年1月に話題となった、「フェラーリ458イタリアにV12エンジンを押し込んだ純正カスタム車」がついにアンヴェール。
今までもF12や458イタリアなどを「フェラーリが自らワンオフにてカスタムした」車両はありましたが、「エンジンそのものを積み替える」といった例はさすがになかったように思います。

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なお、こういったワンオフフェラーリ(フェラーリが企画したものではなく、個人のオーダーによるもの)だと、「458MMスペチアーレ」、「SP275 RW Competition」といったものが最近では有名。
エリック・クラプトンがオーダーした車両も同様ですね。

今回、フェラーリ458イタリアにラ・フェラーリのV12エンジンを押し込んだ(458イタリアは本来V8エンジン)カスタムメイドのフェラーリがインスタグラムユーザー「Greg23」氏によって公開されていますが、画像を見ると本当にV12エンジンを乗せており、「凄いなコレ」としかいいようがありません。

ボディカラーはマットブラック(もしくは濃いグレー)で、形状としてはノーマルとあまり変化が無いように思えるものの、リアフードがボンピン仕様になっていたり、と一部変更が見られます(パっと見は個人ショップによるチューンドカーにように見える)。

インテリアも標準の458イタリアに準ずるようですが、センターコンソールにはレースカー然としたスイッチ類が並んでいますね。

Greg23氏によると、このラ・フェラーリのエンジンは「フェラーリが”ラ・フェラーリの開発時に”プロトタイプに積んでいたユニット」でハイブリッドシステムを持たず、今回のカスタム車両は「最初の24ヶ月は(公道走行可能な車両として)登録できない」、とのこと。

おそらくは転売を避けるためにフェラーリが「登録に必要な」書類を24ヶ月間は渡さないのだと思われますが、ときどき(資産価値の高い車両に対しては)こういった対応を行うメーカーがあるようです。

あまりに衝撃的なフェラーリ458ではありますが、Greg23氏は「誰もが今までにやったことがない」カスタムをフェラーリに実行させており、かつプロトタイプのエンジンを入手するなど「相当なコネクション」がフェラーリにあるのは間違いなさそう。

なお、通常の顧客は購入するフェラーリのカスタムについて、フェラーリの用意するカスタムプログラム「テーラーメイド」を利用することになりますが、その枠を出て物理的な形状・構造変更などをワンオフで行う場合は「フォーリ・セリエ」扱いに。

これはおおよそ3億円程度からスタートし、それでも現在のところ2年以上は待たねばならない、とされています。
今回の「458イタリア」について、最新の「488」をベースとしていないのは、「プロジェクトがスタートしたのが2年以上前だったから」と考えることができそうですね。

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