ad-728





>AMG/メルセデス(Mercedes-Benz)

想像していたより技術がハイパー。メルセデスAMG「プロジェクト・ワン」公開に


メルセデス・ベンツがAMG50周年を記念して発売するハイパーカー「プロジェクト・ワン(Project One)」をついに公開。
これはメルセデスAMGのF1マシン(W08)に搭載される1.6リッターV6エンジンをパワーソースとして採用した「F1直系」の車(というよりマシン)で、ハイブリッドシステムとの組み合わせによって”1000馬力上”を発生。

フロントには2つのモーターが搭載され、これらの許容回転数はなんと50,000rpm(高性能なガソリンエンジンの5~6倍、他の高性能モーターでも20,000rpm程度)。
3つめのモーターはターボチャージャーにドッキングしており、4つめはエンジンに直結。

同じくハイブリッドハイパーカーであるポルシェ918は「3モーター」ですが、こちらはフロントに2つ、トランスミッションに一つという構造で、それを考えるとターボにモーターを組み合わせたAMG Project Oneはなかなかに「画期的」と言えそうです。

なおフロントのモーターはそれぞれ160馬力を発生し、ターボ/エンジンと組み合わせられるモーターはそれぞれ120馬力というスペック。

メルセデス・ベンツによると「ターボラグはゼロ」としており、むしろ自然吸気V8エンジン以上のレスポンスを持つ、と発言。
たしかにアクセルを踏むと同時に120馬力のモーター(こちらのレブリミットは不明)が回転するのであれば、NA以上の反応が期待でき、「ターボエンジンがレスポンスにおいてNAエンジンを超える」日がやってきたのかもしれません。

トランスミッションは8速クラッチレスMT(プロジェクト・ワン専用)、フレームはもちろんカーボン製のモノコック。

現時点で公表されるスペックは出力同様に「予定」とはなるようですが、最高速度は時速350キロ、0-200キロ加速は6秒以下(市販車最速とされるケーニグセグOne:1が6.6秒、マクラーレンP1は6.8秒、ラ・フェラーリは6.95秒、ポルシェ918スパイダーは7.2秒、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVが8.3秒。F1マシンは5.5秒位と言われる)。

なおエレクトリックモーターのみでも走行が可能で、その距離は25キロほど。
ドライブシステムは一般的な400Vではなく800Vだと公表されています。
よって発熱量は相当なものだと思われますが、フロントの大きなエアインテークはこの冷却用も兼ねているのかもしれませんね(バッテリーはドライバーと助手席の足元あたりに設置されている)。

インテリアは10インチディスプレイがステアリングホイール前に、そしてステアリング右横にももうひとつ車両設定用のモニターが配置。
いかにハイパーカーと言えども快適性は犠牲にしておらず、エアコンやリヤビューモニターも装備しています。

シートと車体が一体化というか「融合」していますが、おそらくこれもアストンマーティン・ヴァルキリー同様に「オーナーにあわせて一台一台」シートの位置やサイズが決定され製造されることになるのかもしれません。

運転時の姿勢としては、足を前方に投げ出す、まさにレーシングカーのようなものとなりそう。
通常ハイブリッドカーだとフロアにバッテリーを敷き詰めますが、プロジェクト・ワンの場合はシート下にバッテリーはなく(つまりシートポジションを下げて重心も下げることが出来る)、しかし足元あたりにバッテリーを設置しており(車軸近くにバッテリーを置くことでトラクションを確保できる)、当然ですが相当に「理にかなった」構造を持っているようですね。

AMGプロジェクト・ワンは「F1由来の技術を使用したハイブリッドカー」と伝えられていたものの、これまではF1直系のエンジンばかりがクローズアップされることが多く、しかし発表されてみると「800ボルトシステム」「50,000回転を許容するモーター」などエレクトリック分野での新規性や革新性が高いもので、かつそれらを活用しての「モーター+ターボ」といった驚くべき技術も。

よってこれは「F1を下敷きにした、”次世代の”」車だと言ってよく、メルセデスAMGの50週年記念にふさわしい、そしてこれからを示す車だと言えそうです。

限定台数は既報の通り275台、生産は左ハンドルのみ、価格は227万ユーロ(日本円で2億9800万円)。
すでに完売という状態ですが、まだ開発には時間を要し、納車までには最低18ヶ月は必要だそうです。

なおEVモードで走行可能ということをアピールするためか、都市部での走行画像(もちろんCG)も公開。
メルセデスAMGプロジェクト・ワンは未来的で洗練されたデザインではありますが、これほど市街地走行が似合わない車もないかもしれない(やはりサーキットとの組み合わせのほうがしっくり来る)、と思います。

こちらはメルセデスAMGより公開された公式動画。

そのほか、発表の様子やメディアを招待して公開された内覧会の様子も解禁に。

->AMG/メルセデス(Mercedes-Benz)
-, , , ,