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ランボルギーニが新コンセプト発表を予告。MITとの共同研究、新デザイナーによる「今後」を示すモデルか

2017/11/04

★MITとの共同研究結果の集大成。ランボルギーニの将来を示すモデルか?★

ランボルギーニが11/6に新型コンセプトカーを発表予定。
ランボルギーニはMIT(マサチューセッツ工科大学。どうしても舌を噛んでしまう名前)と提携していますが、このMIT開催の技術関連カンファレンス(EmTech MIT Conference)にてこのコンセプトカーを発表するようですね。
なお、ランボルギーニは他に名古屋工業大学、キャロウェイ、ボーイング、三菱レイヨンなどともパートナーシップを結び、新技術の開発に注力しています。

ランボルギーニが近日スペシャルモデルを公開、と言われているものの、今回のコンセプトカーが「その超限定モデル」なのかどうかは不明。

ランボルギーニは多くの大学、企業と提携し、新技術の研究を行っている

現在、環境性能向上のため、多くのメーカーが「エレクトリック化」をその手段としていますが、ランボルギーニは「エレクトリック化は重量が増えるだけで根本的な解決にならない」としており、ランボルギーニがその手段として選んだのは「軽量化」。
これは主にカーボンを利用したもので、そのパネルやボディ構造にとどまらず、「コンロッド」などエンジン内部パーツにまで及んでおり、とにかくその軽さ(慣性重量の軽さ、フリクションロス低減も含む)を追求することで環境性能や運動性能を向上せよう、というのがその方針です。

なお、ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテはV10エンジン搭載、4WDというパッケージングにて車体重量は1382キロ、フェラーリ488GTBはV8エンジン、後輪駆動で1380キロ。
フェラーリ488GTBに対しプラス二気筒、プラス4WDにもかからわず同程度の重量に(ウラカン・ペルフォルマンテは)収まっていることでもその研究成果がわかりますね。

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現在ランボルギーニのデザインを牽引するのは元ポルシェのデザイナー

なお、これまでランボルギーニのデザインを牽引してきたフィリッポ・ペリーニ氏は現在イタルデザインに移籍しており、そちらで「ゼロウーノ」を発表するなど活躍中。※現在イタルデザインはランボルギーニの子会社

現在ランボルギーニのデザイン部門を統括するのはMitja Borkner氏で、同氏はこれまでポルシェにてミッションEコンセプト、パナメーラ・スポーツツーリスモなどを手がけた人物。
おそらくは「未来的」なデザインが得意なデザイナーだと推測しますが、今回の新型ランボルギーニ・コンセプトもやはり相当に未来的(まるで工業デザイナーが提案するような未来型コンセプトのように思える)。

おそらくこれが市販モデルに今すぐ直結するというわけではなく、あくまでも今後を示唆するもの(しかし、これまでの経緯からするに、間違いなく将来のランボルギーニへとデザインエレメントが反映される)だと思われます。

 

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軽さは速さだ。ランボルギーニとMITがタッグを組み「未来の車のための新素材」を開発

ランボルギーニがマサチューセッツ工科大学(日本人に取ってはきわめて発音しにくいのですが欧米人にとってどうなのかは不明)と提携。
MITは世界でも有数の優れた頭脳を持つ学生が集まることで有名ですが、今回「未来のクルマのための新素材」を研究することが目的、とのこと。

両者は今後研究結果をシェアし、また共同にて研究を行うとしており、現在ランボルギーニにおける重要項目は「軽量化」。
具体的にはカーボンを用いた素材ということになりますが、この研究のためにほかにも名古屋工業大学、キャロウェイ、ボーイング、三菱レイヨンとも共同で研究を行っており、今後の市販車にその技術が反映されてゆくと思われます。

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現在ではカーボンと樹脂を低コストで複合させる「フォージド・コンポジット」が既にランボルギーニの市販車両にも採用されはじめていますが、先日はカーボン製のコンロッドを公開するなど今までにカーボンが使用されなかった分野にもカーボンを使用。
シャフト類やスプリング、ビスやナット含むファスナーなどもカーボン化できそうですし、もしかするとブレーキキャリパーもカーボン化できるかもしれませんね。
もちろん直近ではカーボン製ホイールも期待できるところで、数年内に発表されるであろうアヴェンタドールの後継モデルはそういった「新世代の素材を大量に使用した」初の市販車になるかもしれない、と思います。

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ランボルギーニがこういった軽量化にこだわるのは、他のメーカーがエミッション削減を「ハイブリッド」「エレクトリック」化によって行っていることへのカウンターでもあり(エレクトリック、ハイブリッド化は重量増加につながるために運動性能をスポイルする)、ランボルギーニの考えるエミッション削減は軽量化によってもに達成される、と考えているためだと推測できます。

現在ではカーボンと樹脂を低コストで複合させる「フォージド・コンポジット」が既にランボルギーニの市販車両にも採用されはじめていますが、先日はカーボン製のコンロッドを公開するなど今までにカーボンが使用されなかった分野にもカーボンを使用。
シャフト類やスプリング、ビスやナット含むファスナーなどもカーボン化できそうですし、もしかするとブレーキキャリパーもカーボン化できるかもしれませんね。
もちろん直近ではカーボン製ホイールも期待できるところで、数年内に発表されるであろうアヴェンタドールの後継モデルはそういった「新世代の素材を大量に使用した」初の市販車になるかもしれない、と思います。

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