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フィアット元会長がフェラーリに作らせた、ワンオフの「テスタロッサ・スパイダー」公開。数々のドラマがそこにあった


★すでにオークションにかけられ、1億5000万円で落札★

フェラーリは今年70周年を迎え、世界各地でイベントを開催中。
そんな中、ジャンニ・アニェッリ氏のために作られた、「世界に一台のテスタロッサ・スパイダー」が公開に。
フェラーリ・テスタロッサは1984年に発表されたV12ミドシップというレイアウトを持つ当時のフラッグシップですが、これに「オープン」はなく、よってこの個体がいかに特別であるかがわかります。

ジャンニ・アニェッリって誰よ?

ジャンニ・アニェッリ氏(2003年没)はフィアット創業者ジョヴァンニ・アニェッリの孫に当たる人物で、1945年に大学卒業後、イキナリ副社長としてフィアットに入社。
その後フィアットを大きく成長させた人物でもあります。
フィアットとフェラーリとの関係性については、1988年にフィアットがフェラーリを傘下に収めたことによって形成されますが、これによってアニエッリ一族がフェラーリの株式の多くを所有することに。
よってフェラーリが上場しフィアットと(名目上)切り離されたとしても、未だ強力な影響力を持つわけですね。

なお、何かと問題をおこすラポ・エルカーン氏はジャンニ・アニェッリ氏の孫で、現在はフェラーリの役員を務めており、いずれはフェラーリの社長に就任すると目されています。
参考までにジャンニ・アニェッリ氏は名うてのプレイボーイとして有名で、その血がラポ・エルカーン氏にも流れていると言えそうですね。

なぜフェラーリ関係者なのにボディカラーは「ロッソ」ではないのか?

なお、このシルバーのボディカラーについては理由があり、ジャンニ・アニェッリ氏のイニシャル「GA」を逆に読むと「AG」となって、これは「銀の元素記号」。よってシルバーを選んだ、とのこと。
なおシルバーに加えてネイビーのアクセントも見られ、ジャンニ・アニェッリ氏の「ただならぬセンス」が見られる部分。

アメリカの統計では、ホワイトさんはホワイトの車を選んだり、ブラウンさんはブラウンの車を選ぶ傾向があるとされますが、それと同じことなのかもしれませんね。※フェラーリのF1マシン、”F2003-GA”のGAは、その年はじめに亡くなったジャンニ・アニェッリ氏への敬意を表したもの

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このフェラーリ・テスタロッサ・スパイダーは「たんにルーフをカットしただけ」ではなく、電動格納式のソフトトップを持つことが大きな特徴。
わざわざこの一台のためだけに電動開閉機構を作った、というところからも、その力の入れようがわかります。

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さらに面白い機構としてはトランスミッションに「仕掛け」があること。
トランスミッションそのものは5速マニュアルですが、「Valeo」ボタンを押すとクラッチペダルが隠れ、「ATと同じように」運転できるそうです(この時代にはまだセミオートマチック・トランスミッションは採用されていない。1997年のF355で初めて”F1マチック”として投入されている)。
これは怪我によって足を傷めていたジャンニ・アニェッリ氏のために考案されたシステムで、同じ装備が同氏所有のフェラーリF40にも装着されていたようですね。

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ジャンニ・アニェッリ氏は生粋の珍車好きだった

ジャンニ・アニェッリ氏はほかにも「世界でただ一台の」ランチア・デルタ・インテグラーレ・スパイダー、フィアット・ムルティプラ・スパイダー(なんでムルティプラ・・・)を所有していたことでも知られます。

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なお、この「世界で一台の」フェラーリ・テスタロッサ・スパイダーはオークションへと出品され、すでに1億5000万円で落札。
画像の嬉しそうな表情の夫妻が落札者だと思われますが、数々のドラマが詰まった車ではあり、ずっと大切にしてほしいですね。

参考までに、こちらがランチア・デルタ・インテグラーレ・スパイダー。

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フィアット・ムルティプラ・スパイダー。

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