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自宅地下にて、ランボルギーニ・カウンタックのレプリカを17年かけて「手作り」した男の物語

2017/11/17

| 「キャノンボール」に登場したカウンタックに魅せられ、17年かけて”自作”カウンタックを製造 |

17年かけ、自身でコツコツとランボルギーニ・カウンタックのレプリカを作った男、Ken Imhoffさんが登場。
Kenさんは映画「キャノンボール」に登場したカウンタックをひと目見て虜になり、自分で「作ろう」と決意(この時点で普通の男ではない)。
自宅の地下にてひたすら地道に手作りにてカウンタックを作ってきた、という感動ストーリーです。

自分で木型も作成

ただしその制作方法は1950-60年代あたりの「量産化」される以前の自動車生産方法で、当時のコーチビルダーやカロッツェリアが採用していた工法を用いています。
まずは木型を作成し、その木型に合わせてパネルを叩き出したり整形してゆく方法ですね。

「1台だけ」作るには非効率な方法ではあるものの、これが逆にこの男の情熱を物語っています。

そうやってアウターパネルも製作し、車体そのものはスペースフレームにて構成(実際のカウンタックもスペースフレーム採用)。
ウインドウを見ると、ちゃんとラバーモールが使用されており、相当な技術力の高さ、そして丁寧な仕上げを見て取れます。

なおエンジンはV8ですが、エキゾーストマニホールドの取り回しなど、非常に美しい仕上がり。

どんどん完成に近づくカウンタック。
さすがに地下では塗装するわけにはゆかないと思われ、外で塗装したパネルを地下に運んで組み立てたのでしょうね。

完成!
ヘッドライトやテールランプなど、一部は「ランボルギーニ純正パーツ」を採用している、とのこと。

内装はこんな感じ。
インテリアは「実車同様」ではないものの、これはこれでスパルタンでなかなかナイス。

ただし男には計算ミスがあった

ほぼ完璧な仕上がりをもつカウンタックですが、彼には誤算が。
それは「地下からカウンタックを出す方法を考えていなかった」ことで、そのために外から穴を掘って地下室までのトンネルを作ることに。

なんとか引っ張り出されるカウンタック。

カウンタック出た!

しかも17年の努力の結晶をYoutubeにて売りに出した!

なお、Kenさんによると、このカウンタックのレプリカ製作にかかったコストは65000ドル、そして売却したのは89000ドル(約1000万円)、とのこと。
素晴らしい出来だけに、そのまま「売ってしまう」のはあまりにもったいないような気もしますね。

参照:Wonder World

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