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【試乗:シトロエンC3】価格設定安すぎ?フランスのエスプリが効いた小さな高級車

先代C3から進化した幅は大きい

さて、シトロエンC3に試乗。
前世代のC3にも試乗したことがあるのですが、その際に「C4カクタス」の購入を合わせて考えたものの、諸々の事情によって「新型C3へと購入ターゲットを変更」した、という経緯があります。

シトロエンC3のスペック、装備を見てみよう

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基本的に装備が非常に充実している車で、まず国産コンパクトクラスにある装備はほぼ装備。
その上でベーシックグレードの「C3 FEEL」でもバックソナー、ディスタントアラート、レーンデパチャーウォーニングといったドライバーズアシストが与えられ、上位グレードの「C3 SHINE」だとバックカメラ、ブラインドスポットモニターまで装備。

文句をつけるとすればヘッドライトが「ハロゲン」というところくらい(デイタイムランニングランプはLED)。

ボディサイズ:全長3995/全幅1750/全高1495ミリ
エンジン:1199cc(3気筒ターボ)
出力:110馬力
トランスミッション:6速AT
重量:1160kg
サスペンション:フロント/マクファーソンストラット リア/トーションビーム
価格:C3 FEEL/2,160,000円 C3 SHINE/2,390,000円

シトロエンC3の外観を見てみよう

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外観における最大の特徴は「エアバンプ」。
C4カクタスで採用されたものですが、同じくC4カクタスにて初採用のヘッドライトデザインとともに今やシトロエンの「顔」に。
「カクタス」はサボテンの意ですが、サボテンは棘を飛ばして自らの身を守ることになぞらえ、外部からの衝撃においても自衛するエアバンプを装備したC4に「カクタス」という名称が与えられることに。

実際はどうかわからないものの、この「エアバンプ」は近い将来廃止されるのではというウワサも出ており、しかし現在のシトロエンにおいてはこのエアバンプが「アイコン」となっていることからも「廃止はないだろう」と考えています。※ただし最新のC3エアクロス/C5エアクロスには装備されていない

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全体的な印象はコンパクトカーというよりも「SUV」で、この車に乗ることでなにか今までとは違う楽しいライフスタイルが待っている、という高揚感を感じさせるものですね。

ルーフはツートンカラーを選択でき、ボディカラーとの境界線にはこういったオシャレな処理も。
Aピラーも同様にマット仕上げのシートが貼られます。

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ドアハンドルも2トーン仕上げ。

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サイドのエアバンプのみではなく、前後バンパーにも樹脂部分が設けられ、この部分はもちろん「破損した時に安価に交換できること」を意識したものと思われます。

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デイタイムランニングランプはLEDですが、ヘッドライトはハロゲン。
フォグランプもハロゲンを使用しており、この辺りは色味を揃えるためにディーラーオプションでHID/LEDへと交換可能、とのこと(すべてのシトロエンディーラーで対応できるかどうかは不明)。

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シトロエンC3のインテリアを見てみよう

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シトロエンC3のデザイン的特徴は「楕円」ということになりますが、内装においてもその「楕円デザイン」が反復されることに。
先進的でありながらレトロさも感じられる不思議な印象があり、こういったデザインはフランスの自動車メーカー以外ではできないんだろうな、と思わせるところ。
シトロエンによると「ベーシックだけど個性的、シンプルだけどエレガント」と表現していますが、まさに言い得て妙ですね。

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ステアリングホイールはレザー巻き、シートやドア内張はファブリックとなっており、ファブリック部分にはステッチを見せることで上品さを演出しています。

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なお「C4カクタス」はとことんコスト(と重量)を削った車で、リアウインドウの上下機構を省いたり、内装だとメーター類をメインディスプレイに集約したり、その他諸々の努力で「パーツ点数を減らした」車。
ただしシトロエンは「それでも安く見えないよう、むしろデザイン性が高く見るよう」心がけたといい、その過程で培った技術がC3にも生かされていると考えて良さそうです。

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なお、シトロエン一押しの装備が「コネクテッドカム(上位グレードのSHINEに装備)。
これはルームミラーの付け根に内蔵されたカメラで、シトロエンによるとその詳細は下記の通り。

ドライブ中の印象的なシーンや出来事を、チャンスを逃さず撮影できる、標準装備としては世界初のコネクテッドカムです。ルームミラー基部に装着された16ギガバイトのメモリーとGPSを搭載した一体型のフルHDカメラ。前方視界120°の写真、動画、いずれもワンタッチで撮影、保存可能です。さらに専用アプリによってスマートフォンと接続し、保存データをSNSでシェアするなど、さまざまな楽しみ方が可能です。ドライビング体験を広く共有できるコミュニケーションツール。NEW C3の新しいユニークな試みです。

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さあシトロエンC3で走ってみよう

実際の試乗に移りますが、ドアの開閉に要する力がかなり小さくてすみ、ここは女性でもありがたい部分。
ぼくは逆に「大きく重い」ドアを持つ2ドアクーペに乗り慣れているので、それを同じ感覚でC3のドアを閉めると、勢いがつきすぎて「バン!」と大きな音が出てしまうほど。

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シートの座り心地はソファのように柔らかく体が沈み込むようで好印象。
長時間乗っていても疲れることはなさそうです。

そしてベルトラインが低く、つまりサイドウインドウについて天地が高いので開放感は抜群。
見晴らしも良く、そのため車内がかなり広く見えます。
ドアミラー下部からぐっとラインが下がっていることがわかりますが、これによってウインドウの「下」方向の面積が増すことになり、かつドアミラーの取り付け位置も下がることになるので、死角が大きく減ることに。
三角窓もあるので、なおのこと左右の視認性は高くなっています。

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エンジン始動とともにメーターパネル中央にある液晶パネルがグラフィカルな表示とともに起動。
メーターのフォント、インデックスのデザイン製も高く、これは毎日乗っても「目新しさ」を感じさせ、満足感を維持させる部分だと思います。
ウインカー操作時の音は、他のシトロエン車も同じですが「ポックポック」という木魚のような楽しいサウンド。

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ぼくが先代C3の試乗にてもっとも気になっていたのが「トランスミッション」。
これはクラッチレスMTだったのでシフトチェンジ時にアクセルを抜くなどの動作が(変速ショックを軽減するためには)必要だったのですが、新型C3では「踏みっぱなし」でオーケー。

なおシフトレバーは「ギザギザのゲート式で、シフトインジケーターがセンターコンソールにある、というちょっと変わったもの。
最初はそれに戸惑いもしますが、すぐに慣れます。

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ステアリング操作に対する反応な素直で、クイック過ぎることも、ワンテンポ遅れることもなく安心してハンドルを切って行ける車。
ブレーキフィールも素晴らしいの一言で、低速走行時に飛び出しなどに遭遇し、ちょっと強くブレーキペダルを踏み込むことがあっても車の姿勢が大きく乱れることはなく、ガクンと前のめりになることもないようですね(車体が沈み込むようにしてスッと止まる)。

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加速については、成人男性2名が乗車して坂道を登るシーンであろうともグイグイと加速。
ここはやはりターボエンジンならではのフィーリングです。
一般に小排気量の車だと、加速しようとアクセルを踏んだ時にエンジンからの音や振動が大きく車内に伝わり、いかにも「無理してる」という印象を受けるものの、C3についてはそう言った印象がなく、極めて滑らかに走るという印象ですね。

段差を超えたり不整路を走っても尖った衝撃、そして車体が揺すられることはなく、レーンチェンジにおける「揺り戻し」も皆無。
足回りもそうですが、ボディもかなり「しっかり」している、と感じさせます。

総合的に考えてシトロエンC3は買い?

はっきり言って「買い」。
ホンダ・フィットやトヨタ・ヴィッツと競合することになるかもしれませんが、標準装備の内容や安全装備などはC3の方が「上」。
似たような排気量やFF同士の比較だと他車よりC3の方が40万円ほど高くはなるものの、ターボエンジン搭載で出力も高く、ボディサイズも大きいために室内空間も広々。

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しかも希少性があり(この車が街に溢れることはまずない)、かつデザイン的な楽しさが感じられ、生活臭よりもアクティブなライフスタイルを感じさせる車なので、乗っていても満足感や楽しさが得られるかもしれません。

加えてインテリアでは手に触れる部分、目に触れる部分において「フランス車ならではのポップさやエレガントさ」が感じられ、ここは国産車と一線を隠す部分ですね。

ステアリング、ブレーキ操作に対するレスポンスが良く軽快さを感じさせ、足回りもシトロエンならではのしなやかさを持っており非常に快適。
見晴らしも良くストレスを感じさせない車内環境であり、ノイズやバイブレーションなどの車内への侵入も最小限。

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乗り心地そのものは「高級車」と言っても差し支えないほどで、目に入るもの、手に触れるもの全てが高いデザインレベルで仕上げられており、全ての操作系においても「操作するのが楽しい」と感じさせる車(唯一の例外はペダルで、これはラバーむき出しのもの。よってステンレスのカバーを装着したい)でもありますね。
加えて、アクセルを踏めがグイと出るトルクの強さを持っているので、「何も考えず、安楽に」運転できる車だと言えます。

基本性能が高く、なおかつこのデザインと仕上げのレベルであれば、シトロエンC3は間違いなく「買って損はない」車だとぼくは考えています。
他の画像はFacebookのアルバムに公開しています。

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