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BMWがX5/M6Mに”コンペティション”追加?それでも超えられないスポーツカーとの境界を考える

2017/12/06


SUVもサルーン同様に戦国時代へ

BMWが「X6 MやX5 Mにも”コンペティションパック”装着を検討中」と発言。
現在このコンペティションパックは国によってはオプション扱い、また別の国では独立した「コンペティション」グレードとして提供されています。
現在設定されるのはM3とM4のみで、内容としてはパワーアップ、サスペンションの強化、ホイールやエキゾーストシステムの変更など。

現在、SUVとスポーツカーとのパフォーマンス差は詰まってきている

X5 M/X6 Mは4.4リッターV8エンジンを搭載し567馬力を発生するなど、現時点でもかなり強力なSUVだと言えますが、ベントレー・ベンテイガが時速300キロの壁を突破したり(さらにはランボルギーニ・ウルスもこれに続く形)、アルファロメオ・ステルヴィオが「ニュルブルクリンク最速SUV」としての名を馳せるにあたって「このままではイカン」とBMWが考えたのかもしれません。

今回この意見については語ったのはBMW M部門のボス、フランク・ヴァン・ミール氏ですが、過去にもBMWは「SUVにもMモデルを拡大」「CS/CSL復活」などMシリーズ強化の意向を示しており、他メーカーの動向を見ても今回の「X5 M/X6 Mにもコンペティション」というのはかなり現実的にも思えます。

ここ最近でぼくが思うのは、「また速度やパワーに対する渇望が高まっている」ということ。
ブガッティやヘネシーが速度記録をアピールしたり、ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ、ポルシェ911GT2 RSらによって立て続けにニュルブルクリンクのラップタイムが(非常に高いレベルにて)更新されるなど大きな動きがあるほか、モーターショーにおいてもちょっと前のように「エコ」「自動運転」が声高に叫ばれることはなく、むしろ各社とも「ハイパフォーマンスカー」に注力してきている傾向があるように思います。

マクラーレンは「P1後継モデル」ではハイブリッドを廃止し、アストンマーティン「ヴァルキリー」もそれは同様。
これまで「ハイブリッド/EV以外は悪」とされてきた世論によって抑圧されてきたメーカーや、消費者の隠された渇望が一気にここで噴出しているのでは、とも考えるのですね。

そのため最近ではSUVやサルーンにおいても「ハイパフォーマンス化」が加速しているようにも思われ、「ずいぶん状況が変わってきたな」というのがここ最近。

どんなに他の車がパワーを持とうとも、スポーツカーの優位性は揺るがない

ただ、いかにセダンやSUVのパフォーマンスが向上しようとも、やはりニュルブルクリンクのラップタイムについては「スポーツカーと大きく差がある」のも事実。



ジャガーがハンドメイドによる「ジャガーXE SVプロジェクト8」にて、これまでニュルブルクリンクにおけるサルーン最速を誇っていたアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオのタイムを9秒も短縮し「サルーン最速」の座についたものの、これはスポーツカーも含めた「総合」だと24位にとどまる状態。

セダン部門での「ニュル最速」ベスト3はジャガーXE SVプロジェクト8、アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ、ポルシェ・パナメーラ・ターボとなっていますが、アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオは総合43位、ポルシェ・パナメーラ・ターボは総合56位。

さらにニュルブルクリンクにおいて「SUV最速」であるアルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオの7:51,7は総合だと91位程度。
つまり、いかに「セダン最速」「SUV最速」であっても、やはり純粋なスポーツカーには対抗できない、ということにもなります。

いかにパワーがあったとしても、加速・減速が繰り返されるサーキットにおいて、SUVはその重量やブレーキ性能がスポーツカーにどうしても劣ること、重心の高さやパッケージングによる重量配分/重心/ロールセンターに起因してコーナリングスピードではSUVが優位性を発揮できないこともわかります。※「サーキットでの速さが全て」のフェラーリやマクラーレンがSUVに手を出したくないのがよく分かる

そう考えると、スポーツカーにおいても「パワー」だけではなく、「エンジン搭載位置」「重量配分」「ブレーキ性能」「重量」「重心」「ロールセンター」が重要な要素(というかスポーツカーだからこそ、ほかの車よりも重要)だということもわかりますね。

そしてこれら要素は一朝一夕にしてそのノウハウを得られるものではなく、やはりモータースポーツ活動を通じてしか得られないのかもしれません。

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