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TV番組の企画にて、偶然納屋で見つかった911。ポルシェが買い取り最も古い911としてレストア→公開へ

2017/12/16

偶然の発見からポルシェが所有することに

ポルシェが3年かけてレストアを行った、「コレクション中、もっとも古い」911を公開。
これは1964年式のタイプ901で、シャシーナンバーは57。
1964年10月の製造となり、ごく初期のモデルとなっています。
ここで「え?901?」となるかもしれませんが、もともとポルシェ911は「901」として誕生していて、しかしプジョーがこれに「間に0の入った数字はすべてプジョーが登録商標を取得済み」とクレームを入れたために「911」と改名。

もともとポルシェ「911」は「901」として誕生している

なおポルシェはもともと設計事務所であり、その作品順に番号を振っていて、これが「901番目であった」ことから「901」。
ちなみに「S2000」も「S+数字」という表記について、メルセデス・ベンツが自社特有のものとしてクレームを申し入れたと言われ、その対策として「S2000」から「ホンダS2000」へと公式表記を変更した、という話もありますね。

それはともかくとして今回の「901」ですが、いわゆる「ナローポルシェ」と呼ばれるもの。
サイズは全長4163,全幅1610、全高1320ミリ。
エンジンは水平対向6気筒130馬力、駆動方式はもちろんリアエンジン・リアドライブ、トランスミッションは5速マニュアル。

なお、この個体がポルシェに渡ったいきさつは、ドイツのTV局が企画したアンティーク発掘番組によって「納屋で発見」されたことが発端。
このテレビ番組がポルシェ・ミュージアムに鑑定を依頼して「生産初期のレアな個体」であることが判明し、ポルシェがこれを買い取った、としています。

なお、この車はそれまでレストアを受けたことがなく、かなり長い間放置されていた模様。
ポルシェのスタッフがこれを新車コンディションにまで戻し、今回の公開と相成った、という流れです。

レストア後は見違えるように。

メッキパーツやウインドウモールも輝きを取り戻し、文字通り「新車」コンディション。
ポルシェによるプレスリリースはこちら

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