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今度はトヨタMR2ベースの「ランチア・ストラトス」のレプリカ。またひとり熱い男がここにいた!

2017/12/18

| ここにもまた熱いカーマニアが一人 |

Gazooにて、「なんちゃってランチア・ストラトス」が紹介に。
これは富士スピードウェイにて開催の”TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL”への参加車両だそうで、ベースはトヨタMR2(AW11)。
1999年に購入して依頼、DIYにてコツコツ改造してきた車両となり、かかった費用は「20万円ほど」。

 

見た目は限りなくランチア・ストラトス

DIYといえどもその完成度は高く、グラフィックはもちろん、リアスポイラー、ルーバー、そしてテールランプの再現度もピカイチ。

ステアリングホイールのホーンパッドもランチア!

ランチア・ストラトスは言わずと知れたラリーの常勝マシン。
それもそのはずで、「ラリーのレギュレーションに沿って」設計され、その後にホモロゲーション取得のために市販したという経緯を持つ「レーシングカー」です。

エンジンはフェラーリ・ディーノに積まれていたV6/2.4リッターをミッドにマウントし、出力は190馬力。
生産は492台と極端にレアな車でも知られます。
オークションにも登場する機会はまれで、「投機」よりも「コレクション欲」のほうが勝るのか、とにかく保有しているオーナーさんが手放さない車としても有名。

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なおランチア・ストラトスのボディサイズは前長3710/全幅1750/全高は1114ミリ。
トヨタMR2(AW11)のサイズは全長3950/全幅1665/全高1250ミリとなっており、さほど遠くはない数値。
もちろんMR2も「ミドシップ」という共通点があり、MR2はランチア・ストラトスのレプリカベースとしては最適な車だと言えますね。

さらにMR2にはラリー用のプロトタイプも存在し、ラリーとは無縁ではなかっただけに、いっそう両者の関係も近く思えます。

この「アリタリア」カラーとは?

カラーリングは定番の「アリタリア」。
ランチア・ストラトスというと「アリタリア」というほどに切り離せないカラーではあるものの、実はこのカラーでランチア・ストラトスが戦ったのはわずか2年で、にもかかわらずランチア・ストラトス=アリタリアという図式が成立しているということは、よほど当時のこのカラーにおけるインパクトが強かったのでしょうね。

なお、アリタリアはイタリア(現在はアブダビ)の航空会社の名称で、ここが採用していたカラーがこのイタリアントリコローレと「A」とを組み合わせたカラーということになります(もちろん航空機にもこのカラーが採用されている)。※「アリ(翼)」+「イタリア」=アリタリア

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以前にもGazooでは「軽自動車をベースにしたランボルギーニ・ミウラのレプリカ」を紹介していますが、世の中には眩しいばかりの情熱を持つ車オタクはまだまだ存在するということを改めて知ることになり、嬉しい限りであります。

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