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まさかのエメラルドグリーン×エンツォフェラーリ。なぜリセールが(1億円くらい)下がりそうな色に再塗装?

2017/12/19

| またまたグリーンがのスペチアーレが登場 |

イギリスのカーディーラー、Macari Performance Carsにてエメラルド・グリーンのエンツォフェラーリが展示に。
これはラッピングではなくカスタムペイントだそうで、ルーフはブラック、ホイイールはブロンズ、ブレーキキャリパーはレッド(グリーンとレッドの組み合わせはクリスマスっぽい)。
もちろん「再塗装」ということになりますが、このオーナーは「並外れた勇気を持っている」と言えそうですね。

まさかエメラルドグリーンにエンツォフェラーリを塗る人がいるとは

フェラーリはとくにレッド(ロッソ)の人気が高く、それは「リセール・レッド」と呼ばれるほど。
レッドがフェラーリの象徴(実際のカンパニーカラーはイエロー)であるということもありますが、こういった限定モデルを揃えようという場合、すでに他に持っているモデルも「レッド」である場合が多く、よってコレクターはレッドを選ぶ可能性が必然的に高くなるのだろうと考えています(とくにF40はレッドしか製造されていない)。※そのためリセールも高くなる

なおエンツォフェラーリはフェラーリ創業55周年記念車で399台のみの生産(当初の予定ではF50と同じ349台)となり、エンジンは6リッターV12、600馬力。
フェラーリ288GTO、F40、F50、ラ・フェラーリなど他の限定フェラーリ含む”5大スペチアーレ”中、もっとも取引価格が高い車でもありますね。※最近はラ・フェラーリのほうが人気

フェラーリっぽくないカラーは著しくリセールバリューを下げる

エンツォフェラーリだと「ブラック」は希少かつ人気が高く、相場を大きく超える価格で取引されることもあるようですが、ブルーなど「あまりフェラーリっぽくないボディカラー」は相場を1億円ほど下回ることも。
最近でも、フェラーリ・クラシケによってレストアされ、「ブルー・ツール・ド・フランス」にペイントされたエンツォフェラーリが「かなり安く」落札されたのは記憶に新しいところ。

ただ、ブルーやグリーンの人気がないかというとそういったわけでもなく、フェラーリが70周年の一環として1台のみ製造したエメラルドグリーンの488スパイダー「グリーンジュエル」は予想の2倍を超える1億円で落札、といったことも。

グリーンジュエルは別格扱い(これはグリーンである必然的理由がある)としても、全般的にグリーンの人気が低いことは間違いなく、しかし先日はF40をグリーンにペイントした人が登場したり、と「一定のグリーン人気」があるのも事実のようですね。
これまでの例を見るに「人気カラーでないと1億円くらい売却価格が下がる」可能性があるにもかかわらず、グリーンへとペイントしたオーナーさんの勇気(それを承知で好きな色に塗ったということなので)には脱帽せざるを得ません。

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