ad-728





■自動車各メーカー業績/統計/ランキング等 ■その他自動車関連ニュース・ネタなど

アメリカの自動車販売は2017年にリーマンショック以降初めて前年割れ。2018年もそうなる、という2つの理由


| そろそろ成長神話に陰り? |

アメリカの自動車市場において、2017年はリーマンショック以降、つまり2009年以来はじめて「前年割れ」の販売台数を記録したことになりますが(まだ集計中ではあるものの、まず間違いなさそう)、2018年においても減少傾向は止まらない、というのが多くのアナリストの見立て。
この大きな原因の一つは「金利」だとされており、この金利の引き上げが消費を鈍らせるだろう、ということですね。

まだまだ経済成長にて不安要素は相殺されている

映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」でも描かれたとおり、アメリカの経済というのは「借金」で回っているようなもので、金利が上がれば借金をする人が減ったり、返せない人が出てくる、ということに(自動車ローン残高はすでにサブプライム破綻時と同程度の金額に膨らんでおり、同じように不正も多いという調査報告もある)。

実際に金利は2017年から上昇しており、たしかにこのまま行くと「お金を借りる人が少なくなる」のかもしれませんが、今のアメリカにおける株高や好景気、賃金や物価上昇率を考えると、これくらいの金利の上昇などは「大したことない」のかもしれません。

ffrate

もうひとつ、アメリカの自動車市場の先行き不安を示す要素は「ガソリン高」。
2017年においては前年比で1ガロンあたり19セント上昇し、現在の平均はは2.57ドル/ガロン。
統計では2018年における家庭あたりのガソリン代支出は2017年比で約1.5万円ほど増加するだろうというものがあり、これも自動車とくに大型車の販売を鈍らせるのでは、とも言われます。

なお原油価格が高かった頃はハイブリッドカーや燃費の良いクルマに人気が集まり、その後の「シェールオイル革命後」は原油価格が下がったためにSUVやトラックなど大きな車に人気が集まるなど、原油(ガソリン)価格の変動も自動車市場においてはけっこう大きな要因に。

ただし、シェールオイル革命に比べるとここ最近の値上がりはさほど大したものではなく(まだ水準が以前に比較して低いという意味で。しかし無視できない範囲になりつつある)、これも株高や賃金上昇と相殺され、今のところは即影響を及ぼすことはないのかもしれません。

oil

なおこちらはNYダウの推移。
こんな感じで「右肩上がり」ですが、これが下がると一気にアメリカ経済は破綻へと向かう(すべての要素がマイナスに働き、連鎖反応が始まる)と考えて良いのかもしれません。

daw

あわせて読みたい関連投稿

-■自動車各メーカー業績/統計/ランキング等, ■その他自動車関連ニュース・ネタなど
-, , , , ,