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ポルシェ創業者の息子がスポーティーなルックスにカスタムし乗っていた911がポルシェ自身によって公開に

2018/01/27

| ポルシェ911 Cシリーズ、14台目の生産 |

ポルシェ創業者、フェルディナント・ポルシェ博士の息子であるフェリー・ポルシェ氏が自分のためにカスタムしたポルシェ911がポルシェによって公開。
フェリー・ポルシェ氏は1998年にその生涯を閉じていますが、この911は彼の生涯において所有された車の一台で、シャシーナンバーは9110300014。

ポルシェ創業者は独特の外観カスタムを実施

この「9110300014」は”新しい911S(Cシリーズ)”の14番目を表し、エンジンは2.2リッター、180馬力、登録は1969年6月30日となっています。
なお、1番から3番まではレース用車両で、13番は迷信上の理由で「欠番」だとされており、つまり「14」はロードカーとしては「かなり初期の生産となる一台」。

外観においてはフロントバンパーのオーバーライドが外されており、これはフェリー・ポルシェ氏が「それがない方がスポーティーに見えるから」と考えていたからだ、とされています。
内装は標準のレザー仕様のようですね。

フェリー・ポルシェ氏は1971年にこの車をGuy Jean Dubois氏へと売却し、その後2004年まではその家族によってメンテナンスされることに。
さらにその後カーコレクターであるマイケル・ハイネマン氏へと売却し、彼はペブルビーチへとこの車を展示するなど大切にメンテナンスを行ってきた、とのこと。

なお、フェルディナント・ポルシェ博士は1875年9月3日生、1951年1月30日没。
ダイムラーにてレーシングカーの設計、フォルクスワーゲンでビートルを設計したのち、1931年に自身の会社「ポルシェ設計事務所」を設立しています。

この時の「世の中を見渡した時、私の理想とする、小型で効率の良い自動車はどこにもなかった。だから自分で作ることにした」というセリフは有名ですね。
なお、若かりし頃(25歳)すでにインホイールモーターを持つ「ローナーポルシェ」を製作して1900年のパリ万博に出展しており、電気自動車を100年以上前に作っていたというのは驚くよりほかありません。

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