| マクラーレンは予想通り記録更新 |
マクラーレンが「2017年は過去最高の業績だった」ことを発表。
その販売台数が3340台となり、そのうち2/3を占めるのは540C/570S/570GT/570スパイダーといった「スポーツシリーズ」。
具体的には2119台のスポーツシリーズ、1221台のスーパーシリーズ(720S)を販売したことになりますが、720Sは2017年後半になってからのデリバリー開始なので、2018年にはさらに多くの台数を販売することになりそう。※2016年は3286台
2018年はさらに伸びそう
マクラーレンは超限定モデルの「セナ」を発表し、そして今後センターシート採用の「BP23」を発表する見込みで、これらは台数としては非常に少ないものの、しかし「利益金額」としては相当なレベルに達するものと思われます。
なお「利益」と言えばマクラーレンのカスタムプログラム「MSO」があげるものがかなり多いと思われますが、マクラーレンは基本的にエンジンとシャシーをいずれのモデルも共有しており、他にも各車種間で共通するパーツや構造が多いため、「効率のいい」メーカーだと言えそうですね。
Mclaren BP23
例えばランボルギーニは「アヴェンタドール」「ウラカン」「ウルス」といった3モデルを持ちますが、これらはモノコック、エンジン、トランスミッションが全て「別」。
加えてウルスと他モデルとはエンジン搭載位置も異なります。
フェラーリは「かリフォリニア」「488」「812スーパーファスト」の三つで、やはりそれぞれ相違があり(ランボルギーニの場合よりは差が小さい)、しかしマクラーレンは「骨格とエンジン、そしてエンジン投資位置、トランスミッションも同じ」。
よって販売台数が仮に他メーカーと同じだとしてもマクラーレンは「利益が大きい」ことになり(ランボルギーニはまたグループ内でのシナジー効果があるので単純比較はできない)、しかしマクラーレンはバリエーションが少ないため(ランボルギーニにとってのウルスのように)「大きく販売を伸ばす」のがむずかしいのも間違いなさそう。
合わせて読みたいマクラーレン関連投稿
マクラーレンが新型ハイパーカー「セナ」公式発表。価格は1億1400万円、限定500台、重量は1198キロ
マクラーレンが「センターシート」採用、F1後継となるハイパーGTの画像を公開
マクラーレンCEO語る。「新設カーボン工場のキャパは年間1万台。他社のカーボンフレーム作るかも」
マクラーレンのセールス責任者「日本は4番めの市場。ポルシェ911からの乗り換えが多い」
マクラーレンは「今後5年で14の新型車」発売。同じような車を20種も持つメーカーに
マクラーレン720Sは2018年分が完売。「2台一緒に買う顧客が多い。1台は即納用、2台目はカスタム用としてだ」
マクラーレンP1購入者の90%、全体でも26%のオーナーがMSOでカスタム