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新型メルセデス・ベンツGクラスが登場。より高級に、より快適に、よりタフなスーパーSUV

2018/01/15

| 今まで、これほどまでに”変わらない”ことをテーマにしたモデルチェンジがあっただろうか |

メルセデス・ベンツがついに新型Gクラスを公開。
実車はデトロイト・モーターショーでのお披露目となりますが、まずはオンラインでのアンヴェールとなります。
画像を見ても分かる通り、これまでのGクラスとほぼ同じ。
これはもちろんGクラスのDNAを維持した結果となっているのは明白で、しかし目立たない部分、見えない部分は大きく進化しているようですね。

大き変わったのはその中身

こちらはフレーム。
これまでのラダーフレームを踏襲していることがわかります。

トランスミッションやサスペンション。
フロントサスペンションはすでに公開されたとおり、サブルウイッシュボーンへと発展。

なお先代に比べて重量はなんと170キロも軽量化。
これはアルミやマグネシウムなどの軽量素材を使用することで達成された、としています。

外装は主にエアロダイナミクスの向上が行われた

見た目「変わらない」新型Gクラスですが、フロントバンパーやフードの角が「丸く」なったことでエアロダイナミクスも改善された、とのこと。
ヘッドライトやグリルのデザイン変更で「新型」だとかろうじて分かるレベルです。

サイドビューも先代とほぼ一緒。
スペアタイヤを背負っているところも同じですね。
車体そのものは先代に比べて53ミリ長く、12.1ミリ広くなった、とのこと。
バランス良く「拡大コピー」されたためか、ほぼディメンションは同じように見えます。



内装の進化は大きい

やはり大きく変わったのは内装。
これは先の投稿でも紹介していますが、スイッチ類のレイアウトは先代のものを踏襲しながらもそのインターフェースが大きく進化。
ですが切り立ったフロントウインドウ、短いダッシュボードなどは先代譲りで、これも「DNA」を感じさせる部分です。
基本的にはステアリングホイール、12.3インチの液晶ディスプレイ、など「全て」が置き換えられることに。

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ボディサイズが大きくなったぶん内装も広くなり、足や肩、肘が内装に接触するような機会が大幅に減った、とも(後席レッグルームは150ミリも拡大)。

内装オプションとしては16スピーカー構成を持つブルメスター・サラウンド・システム、デジーノ・レザー、アクティブ・マルチ・コンツアー・シートパッケージ(マッサージやシートヒーター、ベンチレーションが内蔵)、さらにはエクスクルーシブ・インテリア・プラス・パッケージ(ドア内張り、ダッシュボード、センターコンソールがナッパレザー張りに)も。

乗り心地も大きく変わったとされ、ノイズやバイブレーションが大きく低減され、これらは「飛躍的な進歩」と試乗レポートでも伝えられるところですね。

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本質はオフローダー

快適かつ高級な乗り心地/装備を持ったといえども「オフローダー」という本質は変わらず、これもすでにデフロックなどの機能が公開されているとおり。
水深70センチまでの渡河能力を持ち、アプローチアングルは31度、デパーチャーアングルは30度。

オフロード走行に特化した「Gモード」を持つことも明らかになっており、スポーツカーの「スポーツモード」とは逆にアクセルやステアリングシステムの反応がスローになり、ダンパーの設定も変更になる、とのこと。

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当初は4リッターV8ツインターボ(416馬力)+9速AT(9Gトロニック)からのスタート。
日本での価格は不明ですが、欧州での価格は€107,040.50とアナウンスされています。

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