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【動画】亡き父の遺してくれたポルシェ911をレストアして乗る男の物語。「この車に乗ると、父がそばにいてくれると感じる」

2018/01/31

| ある親子と、ポルシェ911とのストーリー |

ポルシェが公式にて感動的な親子の話を動画で公開。
今回の主人公はナジャさんで、彼が乗るのは父から受け継いだ964世代のポルシェ911。
彼の父はカーコレクターでもあり、彼が幼い頃にポルシェ930の形をしたゴーカートを買い与えたりとかなり裕福、そして車に対して愛を持った人だったようですね。

父は亡くなり、この964以外の所有物は売られることに

こちらがナジャさんの幼いころの写真(東南アジアのどこかだと思われるが、居住地は明かされていない)。
今回登場する964カブリオレとは別のポルシェ911と一緒に写っており、彼の父が何台かポルシェ911を所有していたであろうことがわかります。
動画に登場するポルシェ911も「4」という非常に若いナンバーを付けており、彼の父は成功者で、当時所得水準の低かった東南アジアにおいて、昔から車を所有できる人だったのでしょうね(日本以外の多くの国では、ナンバープレートは車ではなく人に帰属し、数字の若いナンバーは”その国で早い時期に”車を購入するだけの資産があった”ということを意味する)。

その後に残念ながら彼の父は亡くなり、彼の家族は亡き父の所有物大半を処分することになったものの、このマルーンのポルシェ911(964)だけはナジャさんのために残しておいてくれた、と彼は動画で語っています。

その後ナジャさんは然るべき特が来た後、父から譲り受けたこの車をレストアすることを決意。
雨風にさらされて状態は悪く、エンジンやトランスミッションの他、ボディも完全に再塗装する必要があったとのことですが、彼はどうしても「自分の父がこの車を手に入れた時の状態に戻したかった」とのこと。

その後レストアを経て、現在の美しい姿へと父の愛したポルシェ911をみごと復元。
ナジャさんいわく「この車はぼくにとって特別だ。この車を運転していると、父がそばにいるように感じるんだ。たとえどこへ運転してゆこうともね」。

それでは動画を見てみよう

こちらがそのいい話を収めた動画、「Family affair - A story of a father, son, and their Porsche 964」。
ポルシェは昔から「父と子」のストーリーを大事にしており、公式Youtubeチャンネルやオーナー向けの機関誌「クリストフォーラス」でも同様の例をたびたび取り上げています。

加えて、新型911が登場すると、いつも「父から子へ」といった感じのプロモーション動画を公開していますね。

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