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VWの新EV「I.D.」新情報。生産は2019年からドイツにて、0-100加速8秒以下、自動運転も装備

2018/02/17

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| VW「I.D.」最新情報 |

フォルクスワーゲンが開発を進めるEV、「I.D.」シリーズについて新情報。
I.D.は「I/D/ハッチバック」ほか、クロスオーバーの「CROZZ」、VWバスの現代版リメイク「I.D.Buzz」の登場が予定されていますが(名称は変更の可能性あり)、第一弾となるハッチバックは2019年にフォルクスワーゲンのドイツ工場にて生産が行われ、2020年に納車が開始される模様。

自動運転も装備

I.D.ハッチバックは5ドア/5シーターとなり、プラットフォームはEV用のMEB。
600キロの航続可能距離を持ち、バッテリーの80%を20分で充電できるとされています(これはポルシェ・ミッションEと同じ数字であり、同じ充電システムを採用すると思われる)。
なおこの工場(Zwickau)では年間10万台の生産規模を誇る、とのこと。

ベースモデルはシングルモーターの後輪駆動であること、上位モデルは2モーターによる4WDとなることも明かされていますが、今回0-100キロ加速が8秒以下(BMW i3は7.1秒)であること、高いレベル(どの辺りかは不明)の自動運転を備えること、デザイン言語はVW既存モデルとは全く異なり新しい外観を持つこと、サイズは(コンセプト段階で)ゴルフよりも幅が大きく車体が長く、そしてパサートよりも大きな室内空間を持っていることも報じられています。

フォルクスワーゲンは上記三つの「I.D.」に加えて「I.D.Streetmate」「I.D.Cruiser」「I.D.Freeler」の三つを追加で商標登録しており、合計6モデルになる可能性も。
販売終了となるビートル、すでに廃番となったシロッコもEVとして復活するという話もあり、まだまだ「I.D.計画」については知られざる事実がありそうですね。

自動運転のレベル定義はこうなっている

現在国際的に定められる自動運転の定義はこちら。
アメリカのNPOであるSAE Internationalがによる”J3016”という企画がベースになっていますが、おそらく日本含む世界中でこの内容に統一されることになりそうです。

レベル0
ドライバーが運転に関する全ての操作を行う。
レベル1
加速・操舵・制動のいずれかを車両側が行う(自動ブレーキ含む)。
レベル2
加速・操舵・制動のうち、複数を車両が行う。
アダプティブ・クルーズコントロールもこれに該当。
レベル3
加速・操舵・制動を全て車両が行うが、緊急時や自動運転システムの限界時にはドライバーが操作を行う。
なお事故時の責任はドライバー。
レベル4
完全自動運転を車両が行い、ドライバーは運転に関与しない、または存在しない。
レベル5
レベル4に加え、走行に関して限定条件がない「完全自動運転」。

 

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