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トヨタが愛知と北海道に10以上のテストコース建設。そのひとつは「ニュルブルクリンク風」

2018/02/25

| トヨタが「日本のニュルブルクリンク建設 |

トヨタが愛知県に「ニュルブルクリンク風の」サーキットを作る、との報道。
これはトヨタが次世代車含む開発のために投資を行うもので、合計で11のサーキットもしくはテスト用トラック(直線など加速用、スキッドパッドなど?)を含み、「ニュルブルクリンク風サーキット」もそのひとつ。

実際のニュルグルクリンクは全長約20キロ、高低差300メートル、カーブの数172ですが、トヨタ版ニュルブルクリンクはその縮小版で、全長は5.3キロ、高低差75メートルとなる模様。
このコースはハンドリングやブレーキ性能、タフさを検証するために使用されるとのことで、「世界中どんな環境で使用しても」安定した性能を発揮できるようにすることが目的だとしています。

トヨタは自動車の未来のために費用を投下

なお、これら施設に対しトヨタは「未来の自動車社会構築のため」3000億円以上を投資し、スポーツ走行だけではなく自動運転のテストにも使用すると述べ、施設すべてオープンするのは2023年。
加えて北海道にも冷間時テストを行うためのコースを建設する意向を表しており、国内における研究開発をさらに加速させる見込み(要する人員は2300名ほどと見込まれる)。

トヨタにおいてはここ5年で研究開発に投じる費用が40%増加しているとのことですが、その中には「ニュルブルクリンクでのテスト」「北欧での寒冷地テスト」なども含まれると思われ、これらを国内で行うことで(設備投資は必要であっても)将来的な研究開発費を削りたいのかもしれませんね。

さらに言えば、他メーカーの研究開発を「代行したり」という業務も視野に入れている可能性があり、トヨタとしては「かなり先をにらんだ」投資だと言えそう。

現在ホンダは鈴鹿サーキットや、隣接するドライビングスクールを使用してスポーツ走行や極限状態での車の挙動を学べる「ホンダ・ドライビングスクール」を開催していますが、トヨタも研究開発設備を一般向けに開放し、こういったスクールを実施したり、サーキットも(ニュルブルクリンク同様)一般人が走れるようにしてくれれば、より「クルマ文化」を育むことができるのかも、と思います。

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