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発売すら正式決定してないトヨタGRスーパースポーツ。すでに注文した人が20名もいると判明

2018/02/26

| GRスーパースポーツを買いたいという人が20人も |

フォーブスによると、トヨタ(GR)が発表した「GRスーパースポーツ」について、”1億円を超えるにも関わらず、すでに注文が20台入った”とのこと。
GRスーパースポーツはトヨタのLMP1マシン「TS050」を市販モデルへと転用した車で、1000馬力を発生するハイパーカー。

実際はまんまレーシングカー

GRスーパースポーツコンセプトのスペックは下記のとおりですが、エンジンやハイブリッドシステムはそのまんまTS050と同じ(モーターまで同一かは判別できないものの、出力もドンピシャで同じではある)。

エンジン:V型6気筒直噴ツインターボ
エンジン排気量:2,400cc
出力:735kW/1000ps(エンジン+ハイブリッドモーター)
ハイブリッドシステム:トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)
ホイールサイズ:F18×13J R18×13J
タイヤサイズ:F330/710R18 R330/710R18

販売価格1億円というのは「ポルシェ918スパイダー」「マクラーレンP1」「ラ・フェラーリ」同様で、トヨタが「1億円の車を発売」と言うのはちょっと無謀だと考えていたものの、すでに20台も注文が入っているというのは大きな驚き。

レクサスLFAを500台限定、3750万円で発売したときも多くの人が「これはやりすぎだろう」と考えたのは記憶にあたらしいところですが、実際に発売してみると一瞬で完売しており、意外や「トヨタ」「レクサス」の人気はスポーツカーセグメントにおいても高い、ということになりそうですね。

なおトヨタは「GR」ブランドを強く推しており、新型スープラも「トヨタ」からではなく「GR」ブランドから登場する可能性が大。
そして今後GRブランドを世界に対し知らしめてゆく手段のひとつがこの「GRスーパー・スポーツ」だと思われますが、レーシングカーを公道向けにデチューンしたというところはインパクトが大きく、ここは「レーシングカーの技術を応用して、新規に」市販車を作るというメルセデスAMGプロジェクト1、アストンマーティン・ヴァルキリーとは異なるところ(もともとレーシングカーは公道を走ることを考えていないため、公道走行前提の車とは根本的に異なる)。

ただ、このGRスーパースポーツは「公道走行可能」とは言えどもこれを公道で乗るのはまず常識的に無理っぽく(そもそも乗り降りが困難)、ノリとしてはポルシェ911GT1、メルセデス・ベンツCLK-GTRのようなものだと思われ、おそらくはこの車は発売されたとしても実際に乗る人はほぼおらず、「コレクターズアイテム」となりそう。

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