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金太郎飴はもうやめたはずのアウディ。しかし金太郎飴的な「新型A6」を発表

2018/02/28

| パっと見て他モデルとの見分けが困難 |

アウディが代8世代となる新型A6を公開。
すでに発表されたA8や、A7、A5と関連性の強いデザインを持っており、アウディいわく「ピンと張り詰めた面、シャープなエッジ、印象的なライン」だとそれを表現しています。
実車はもちろんジュネーブ・モーターショーにて公開の見込み。

新型だと判別するのも難しい

なお、ぼくが新型A6を見て思ったのは「ほかのモデルと区別がつかない」ということ。
比較的アウディに親しんでいるはずのぼくですら見分けがつかないので、一般の人からするとこのA6をA6だと識別するのは難しく、新型化旧型かも識別するのが難しいかもしれません。

アウディは近年、モデルチェンジにおいても「あまり大きくは変えてこない」という印象があり、A5やQ5においてもそれは同じ。
A6もやはり大きく変わることはなく、よって「フルモデルチェンジ感」が薄いようにも思います。

ちなみにアウディのデザインはどのモデルもよく似ている、つまり「金太郎飴的」と言えますが、アウディは「金太郎飴デザインはもうやめる」と発言。
しかしその矢先にまた金太郎飴的な一台が登場したことになり、しかしもちろん新型車の開発は何年も前から行っていて、おそらく新型A6も「金太郎飴をやめる」と決める前に企画された車なのでは、と考えています。

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フロントについて、ワイドになったシングルフレーム・グリルは他モデル同様ですが、ヘッドライトはA6特有のデザイン(アウディ各モデルの識別において、ヘッドライトの差異は重要なポイント)。
このヘッドライトは「ディスティンクティブ・デイタイムランニングランプ」を持つHDマトリクスLEDヘッドライトを含めて三種類ある模様。

テールランプもヘッドライトとよく似た発行形状を持っており、しかし画像にある「9つのセグメント」を持つLEDテールランプはオプション、とのこと。
なおリヤフェンダー、トランクリッドの形状はこれまでのアウディとはやや異なり、リヤフェンダーは大きく張り出し、トランクリッドは「いかにもセダン的な」デザインとなっています。

よく見ると前後バンパー、サイドステップの前後端の処理がこれまでのアウディになく(E36時代のBMWを連想させる)、「顔つき」以外はけっこう新しいデザインを採用していると考えてもいいのかもしれませんね。
外装に関してはSラインを含めて2種あるとされ、現在は「どちらがどう」なのか不明。
ボディサイズは先代に比べてやや拡大し、全長4939ミリ、全幅1886ミリ、全高1457ミリ。

内装についてもイメージはこれまでとよく似ていますが、他メーカー同様、「水平基調」のデザインがさらに進化。
マツダ、レクサスにも同様の傾向が見られます。

そしてメルセデス・ベンツ同様にドアの内張りやダッシュボード、センターコンソールには「アンビエント照明」が内蔵されているのも「新しい」部分ですね。

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