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予測不可能なぼくらの未来

2018/04/15

| 事実は小説より奇なり |

かつてのSF作家が想像し得なかったことのひとつとして、「携帯電話」がありますよね。
鉄腕アトム(設定では2003年にアトム誕生予定だった)の劇中でも、電話はまさかの「固定電話」でしたし、このように当時からは想像が難しかった技術、というものが実現しているわけです。
記録媒体についても同様で、「ブレードランナー/ブレードランナー2049」の原作者、P.K.ディックによる2019年のロサンゼルスを舞台にした「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(1968年著)」でも 記録媒体はカセットテープで、ディスクやシリコンメモリに記録する、というところまでは当時はなかなか想像し得なかったようですね。

自動車メーカーは将来的に強化外骨格を製造する?

同じように、想像の範疇を超えて実現しつつあるものは「強化外骨格(エクソスケルトンスーツ)」だと思いますが、要するにアイアンマンのアーマーのようなもので、これはサイボーグやロボットを頻繁に登場させるSF作家でもなかなか思い至らなかったようです。
しかしながら現在、ホンダやBMW、ヒュンダイも人体に装着するパワードスーツを開発しており、米軍は2018年中の実用化を目指したり、強化外骨格を着用した者同士が戦うスポーツまで企画されているのが現状。

ちなみに映画「エリジウム(R35 GT-Rが登場したことでも知られる)」にてマット・デイモン扮する主人公マックスが着用した強化外骨格は「カワサキ」製。
実際のところパワードスーツに最も近いのは自動車やオートバイ業界で、将来は自動車メーカーがパワードスーツを民生用に発売する日が来るのかも知れません。

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SF界にはじめて強化外骨格の前身のようなもの、つまりパワードスーツが登場したのが1959年のハインラインによる「宇宙の戦士(スターシップ・トルーパーズの原作)」と言われますが、それでもそこからパワードスーツはSF関係者の想像力をかきたてるものではなかったようで、 1950年発表「我はロボット(映画アイ・ロボットの原作)」で登場したロボットとは逆に、パワードスーツはあまり題材として扱われることはなく、フィクションとしてもあまり進化するようになかったように思います。※具体的な時間移動装置=タイムマシンの登場は1895年に発行されたH.G.ウエルズの小説「タイム・マシン」

日本では強化外骨格というと「覚悟のススメ(1994-1996)」が記憶に残りますが、むしろ日本には「鎧」という発想があるためか、もしかすると欧米よりも強化外骨格に対しては受け入れられる下地がありそう。

そのような状況もあり、想像よりも現実のほうが進歩してしまったのが強化外骨格で、創作物よりも「先んじた」ものができつつあるのかもしれない、と思ったりします。

逆に「現実が想像を超えることはできないだろう」と考えるのが「ワープ」「物質転送」「タイムマシン」「反重力」。
現在は様々なメーカーがローターを使用した「空飛ぶクルマ」を開発中ですが、反重力を利用して自由に空を飛べるクルマが完成する日は、ついぞ来ないのかもしれませんね。

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