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見かけで判断するな!加速はポルシェ911以上、モーガン「エアロGT」が限定販売

2018/03/11

| モーガンの業態転換につき、コレクターズアイテムに |

モーガンが2000年から製造している「エアロ8」の販売終了に伴い、8台のみのファイナル・エディション「エアロGT」を発売すると発表。
モーガンそのものは1913年に創業しており、未だに買収や倒産とは無縁の経営を続け、現在の代表は創業者の孫(経営者が変わらず、独立を貫いている英国の自動車メーカーはモーガンのみ)。

最近まで木製のフレームを使用

もっとも売れた「プラス8」はもう50年も製造していることになりますが、プラス8がそれまでのモーガン車の基本構造を継承していると考えた場合、「エアロ8」はじつに「64年ぶりに新設計された」車ということに。※そのプラス8にも限定モデルが同時に登場

なおエアロ8は2010年に一旦販売が終了し、しかしその後2015年に復活。
モーガンというと「木製フレーム」が有名で、ボディ自体も「木型にアルミ板(もしくは鉄板)を当てて職人がそれを叩いて形を出す」という古来の製造方法を守り続けています。

ただ、今回のエアロGTではさすがに「木製フレーム」は使用しておらず、アルミ製フレームが基本となっており、ボディ外観はより大きなダウンフォースを獲得できるようにデザインが変更され、フロントフェンダー内の圧を抜くためのルーバーが設けられたり、リアディフューザーも追加されることに。
これらはモーガンがかつて2009年にGT3クラス向けに発表したレーシングバージョンからのフィードバックとされています(ネーミングの”GT”もここから?)。

エアロGTのエンジンはエアロ8と同じく、BMW製V8で367馬力を発生。
0-100キロ加速は4.5秒とされ、これはポルシェ911の「4.6秒」より速いタイムであり、かなりな俊足を誇るクルマだといえそう。
「エアロ8」の重量は1180キロとされているものの、おそらくエアロGTではもっと軽いであろうことが想像でき、”見かけによらず””相当に”高いパフォーマンスを持つ車となりそうです。

モーガンはその愛好家も多く、当然ながらこの「エアロGT」はすでに完売。
価格は邦貨換算で1800万円ほどで、一台一台が顧客の要望を反映させた仕様になるとされ、製造には8-10週間が必要、とのこと。

なおモーガンは2019年から業態を転換してEV向けのモーターを生産する工場として再出発し、変化著しい自動車業界の中で生き残りを目指す、としていますね。

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