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新型トヨタ・スープラには「MTなし」。トヨタのスポーツ車両統括責任部長が正式に否定

2018/03/08

| 新型スープラには”MT設定なし” |

トヨタは新型スープラを示唆する「Gazoo Racingスープラ・コンセプト」を公開しましたが、ジュネーブ・モーターショーの場でAutoblogがトヨタのエンジニア、多田 哲哉氏(スポーツ車両統括責任部長。86の生みの親として知られる。スープラ復活の立役者であるとも)へとインタビューした内容では、「マニュアル・トランスミッションは設定されない」とのこと。

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マニュアル・トランスミッション非搭載の理由としては「スープラのファンにとっては、MTはあまり大きな要望ではないと考えられる」とのことで、昨年夏に語られた「スープラにはマニュアルを設定」という内容とは大きく方向性が変わってしまい、ちょっと残念ではありますね。
スポーツカーにマニュアル・トランスミッションを熱望する国はやはりアメリカですが(一般にはAT好きで知られるものの、スポーツカーに関してはMTが好まれる)、アメリカにおいて、スポーツカーの代名詞ともいえるコルベットですら「MT比率23%」と低い状態であり、トヨタがMT採用を見送るというのも理解できるような気もします。

なお、今回のジュネーブ・モーターショーにおいては「発表される」とウワサされたBMW Z4も公開されず、まだまだZ4、スープラとも「開発が継続されて」いて、細部が決まっていないところも多いのかもしれません。

新型スープラについては情報がとにかく不透明で、最近の情報だと「エンジンは2リッターターボ」「重量1496キロ」「8AT」という具体的なものから、価格540~650万円、というものまで。

最大の関心事は価格ではありますが、ポルシェ718ケイマンが「2リッターターボ」「300馬力」「655万円(MT)」ということを考えるに、これに近い価格設定になると相当な苦戦を強いられるだろう、とも思います。

ちなみにBMW Z4の価格は2リッターが518万円、3リッターで850万円。
相当に高価な車だと言え、そのせいかBMW Z4はアメリカでもさっぱり売れず(精算終了の影響ももちろんある)、価格設定は非常に重要だと感じるところ。

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