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フェラーリCEO、「ハイブリッド」について語る。フェラーリも「SUV」「ハイブリッド」の時代に

2018/03/09

| まさかこういった時代になろうとは |

ferrari

フェラーリCEO、セルジオ・マルキオンネ氏が改めて「フェラーリのハイブリッド化」について言及。
すでに「2019年以降発売のフェラーリはすべてハイブリッド化する」と公式に発言されているものの、それを裏付ける形で「V8ハイブリッドをテスト中だ」と語っています。
なお、現時点では「どのモデルをまずハイブリッド化するか」は未定だとしており、しかし2019年はじめに登場すると言われる「フェラーリ初のSUV」にこのV8ハイブリッドが積まれる可能性が高そう。

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ハイブリッド化は「予定通り」

実際のところフェラーリは「ラ・フェラーリ」にてハイブリッドを採用していますが(モーターのみでも実は走行できる)、これは非常に特殊な例であり、このシステムをほかの市販モデルへと流用するのはコスト的に難しいと思われ、実際にマルキオンネ氏は「(KERSのようなものではなく)普通のハイブリッドになる」と表現。
つまりはパフォーマンス向上のためのハイブリッドというよりは、世間の流れや規制にあわせて「環境型ハイブリッド」になるということですね。

現在各社ともハイブリッド化を強力に推進していますが、メルセデス・ベンツやアウディで増加しているのが「マイルドハイブリッド」。
これは外部電源からの充電や、モーターのみでの走行は想定しておらず、もともと装着されるセルモーターを「エンジンのアシスト」として使用するもので、エンジンとトランスミッションとの間にモーターを配置し、これに容量の小さな(バッテリーのみでの走行は考えないので)蓄電池を組み合わせる、というもの。

これだと大きなパワーを得ることは出来ず、エレクトリックモードでの走行もほぼ望めないものの、、セルモーターやオルタネーターとハイブリッド用のモーターを兼用できたりバッテリーが小さいのでシステム自体が軽量化できる、コストも安い、というメリットがあります。

フェラーリの「ハイブリッド」がどの程度の規模となるのかわからないものの、こういったマイルドハイブリッドなのか、プラグインハイブリッド程度のシステムを持つものなのかは続報を待たねばならないようです。

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