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アストンマーティンはAMGサウンドが好きではない?エンジン供給を受けながら「AMGサウンドをできるだけ消したい」

2018/04/03

| アストンマーティンはメルセデスAMGの炸裂音、ドロドロという音が好きではない |

アストンマーティンはメルセデスAMGと提携関係にあり、AMG製よりV8ツインターボエンジンの供給を受けることに。
これは「DB11 V8」のほか「ヴァンテージ」にも採用されていますが、DB11にこのエンジンを採用する際、「サウンドはDB11専用にチューンした」と発表しています。
そして今回はヴァンテージにおいても「サウンドを調整した」と同社のエンジニア、マット・ベッカー氏が公開。

エンジンはAMG、しかしサウンドはアストンマーティン

マット・ベッカー氏はDB11において「より高い音質に」変更したとしており、これにはエンジン本体の構成部品、そしてインテークの変更などかなり大幅に手を加える必要があったと語っていますが、今回のヴァンテージについては「よりインテリジェントな」サウンドを目指した、と語っています。

具体的には、AMGのいくつかのモデルでは「シフトチェンジのたびに、発砲したかのような音」がすると述べ、これはシフトダウンの際のブリッピングを指すのだと思われますが、排気音をマイルドにしたのみではなく、DB11同様に周波数も変更したとしており、ベッカー氏によると「AMGのサウンドはローエンドの低音が大きく、ビートが効いている。我々はそのノイズを可能な限り取り除き、AMGの音と全く異なるものにしたかった」。

AstonMartin_Vantage_23

ただ、これはアストンマーティン・ヴァンテージのエキゾーストノートが「おとなしい」ということを意味するのではなく、単にアストンマーティンはメルセデスAMGのサウンドを「好きではない」模様。
慎重に言葉を選んでいるものの、アメリカンV8のような歯切れの良い、そしてバリバリという炸裂音を奏でるAMGのサウンドがお気に召さないようですね。

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アストンマーティンには「クワイエット・モード」が備わる

実際のところアストンマーティン各車のエキゾーストサウンドは素晴らしいもので、ライオンの咆哮のような、澄んだバリトンを聴かせますが、ドライブモードを「スポーツ+」に入れればさらにどう猛な雄叫びに。
一方で英国の貴族御用達としての品格を失わず、「クワイエット・スタート」も備えるのは面白いところ。

なお、フォード・マスタングにも「クワイエット・モード」が装備されていますが、マクラーレン720Sには逆に爆音が始動時に発生する「ホットスタート」があり、このあたり各社の考え方が異なって面白いですね。

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こちらは同じエンジンを積むメルセデスAMG GTのエンジンサウンド。
ほぼアクセルを踏んでいない状態でもこの音で、ここからアクセルを踏み込めばバリバリバリという炸裂音を聴かせることに。

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