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【競売】アウディ併合前に発売された最後のディアブロ、”GT”。ディアブロ史上もっともハイパワー

2018/04/03

| アウディに吸収される前に発売された「最後のディアブロ」 |

1999年製、ランボルギーニ・ディアブロGTがRMサザビーズ開催のオークションに登場予定。
ランボルギーニは1999年にアウディに買収されていますが、その直前に発売された、「アウディ傘下ではないランボルギーニが発売した最後のクルマ」ということに。
エンジンは6リッターV12、出力は575馬力となっており、この「575馬力」はディアブロ史上最もハイパワー(最終モデルのディアブロ6.0SEでも558馬力)。

走行距離はわずか276キロ

ベースはディアブロのレース用車両で、内装は大きく軽量化が施され、その重量は同じエンジンを積むディアブロ6.0の1625キロに対してディアブロGTでは1490キロ、と非常に軽量。

この個体はドイツ人のディアブロ・コレクターであるピーター・ウォーム氏へと当時納車されたもので、彼はディアブロSVR、ディアブロGTR(両方ともサーキット専用モデル)も所有してこれらをサーキットにて走行させており、公道走行用としてこのディアブロGTを購入した、とのこと。

ディアブロGTの生産台数は80台、そしてこの個体は12番めとなり、走行距離はわずか276キロ。
ランボルギーニ製のカーボン製ブリーフケースが付属し、これはフードにエアアウトレット/インテークを持つディブロGTにとって「唯一収納可能な」形状を持つバッグだとされています(通常のディアブロだとフロントフードがフラットなので市販のバッグが入る)。

ディアブロGTは生産台数が少なくめったに売り物が出てこないことでも知られ、この前に競売に登場した個体は走行距離11,100キロ、落札価格は8000万円。
今回の個体は極端に程度がよく、もしかすると「億」の声が聞けるかも知れませんね。
現在ディアブロは急激にその価値を上げており、今後の注目車種であることも間違いなさそうです。

説明書の保管状態も良好。
年式を考えると「信じられない」綺麗さですね。



エアインテークにもカーボンファイバー。

カーボンファイバー満載のインテリア。
シートにはシワひとつなく、新車と言っても差し支えないコンディションです。

エンジンヘッドカバーはゴールド。
これは「ウラカン・ペルフォルマンテ」にて再現されていますね。

なおディアブロ各世代の生産台数は下記の通り。

ディアブロは「1999年まで」と「2000年以降」で大きくデザインが異なります。
どちらもマルチェロ・ガンディーニのデザインではありますが、1999年までのデザインは「クライスラーによる修正デザイン(ガンディーニが提示した初期デザインを、クライスラー好みのスタイルに変更している)」、2000年以降は「アウディがマルチェロ・ガンディーニの初期デザインに戻したデザイン」。

加えて2000年以降のディアブロはヘッドライトが固定式(フェアレディZのもの)となるために大きく印象が変わっており、そのためにリトラクタブルヘッドライト最後の世代であるディアブロGTを好む層も多い、と言われていますね。

ディアブロ 887台
ディアブロVT 880台
ディアブロSE30 150台
ディアブロ VTロードスター 465台
ディアブロSE30 20台
ディアブロSV 343台
ディアブロSVロードスター 6台
ディアブロ イオタ 3台
ディアブロGT 80台
ディアブロ6.0 334台
ディアブロ6.0SE 43台

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