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トヨタとスバルが次期86/BRZの開発に入ったとの報道。エンジンは2.4リッター、ターボなし、MTあり?

2018/04/05

| 新型トヨタ86/スバルBRZはNA継続? |

共同通信によると、トヨタとスバルは「次期86/BRZの開発に入った」とのこと。
トヨタは新型86において「新しい客層を獲得し、ブランドイメージを上げたい」と語っており、現時点で詳細は不明ながらもエンジンは現行の2リッターから2.4リッターを採用する見込み。
現行トヨタ86/スバルBRZももちろん両者の共同開発となるもので、生産はスバルの群馬工場。

発売時にトヨタは「同じ日本の自動車メーカーなのにクルマの開発に関する方法やアプローチが全く異なっていた」とその苦労を語っており、そしてスバルはちょっと前に「次期86/BRZについてはトヨタから何も聞いていない」と語っていたために「新型86はトヨタとスバルとの共同開発ではないかもしれない」との憶測が流れ、さらにはトヨタとマツダとの提携によって「次期86はマツダとの共同開発か」とのウワサがあったものの、次期86は初代同様に「スバルとの共同開発」に落ち着く模様。

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新型スープラとの棲み分けが必要か

なお、初代86の開発を主導したのは、新型スープラの開発でもおなじみ、トヨタのスポーツ車両統括責任部長である多田哲哉氏。
もちろん新型86についても多田氏が主導権を握ることになるかと思われますが、そうなると新型スープラ開発で培ったノウハウが活かされる可能性が高く、新型86は「ベイビースープラ」となる可能性も高そう。

なお、エンジンは上述の通り「2.4リッター」と言われ、しかしこれはトヨタが先日発表した、「TNGA思想に基づいた新型パワートレーン」には含まれておらず、ということは現行ラインナップを使用することになるのかもしれません。
マニュアル・トランスミッションについてはすでに新型がアナウンスされ、これは現行の6MTに比較して7キロ軽くコンパクトで、レブマッチを行う「iMT制御」つきなので、車体の重量、そして重量バランス、フィーリングの改善に大きく貢献することになりそうですね。



なお、2.4リッターエンジンというところから推測するに「ターボはない」ということになりそうですが、これは価格を抑えるため、そしてスープラとの差別化の意図があるのかも(スープラは600万円くらいになると言われ、86とのパフォーマンスには差を設ける必要がある)。
多田氏は自身で「ターボ好き」と公言しているものの、ターボパワーを受け止めるにはそれなりのシャシーの強化が必要だとも語っていて、それを考えると86では「軽量性、買いやすさ」を維持するために”NAに見合っったシャシー性能”に留める可能性が大。

加えてトヨタは「スープラ、86、MR2はトヨタのスポーツカー三本柱」とも述べており、これらについてはそれぞれ「棲み分け」の必要があるため、86はやはり「スポーツカーのエントリーモデルとして、走る楽しさを」、スープラは「あくまでもピュアに走りを追求したスポーツカーであり、トヨタのスポーツ面でのフラッグシップ」ということなのかも。
なおMR2については復活を示唆しながらも現状では具体的な話はなく、このポジショニングは不明です。

おそらく新型86にはマニュアル・トランスミッションの設定があると考えていますが、これも「考え方」の問題で、楽しく走るにはMTが不可欠、しかし速く走るにはMTは邪魔なだけ(よって86にはMTが設定されても、スープラにはそれがない)ということなのかもしれません。

なお、「棚ぼた」なのはスバルだと思われ、トヨタがBMWとの共同開発で得た「新型スープラ」に関するノウハウを(新型86/BRZ開発の段階で)得られることにもなり、思わぬ恩恵を受けることになりそう。

VIA:JAPAN TIMES

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