| ピニンファリーナの発売するハイパーカーの0-100キロ加速は2秒以下 |
ピニンファリーナとマヒンドラは「アウトモビリ・ピニンファリーナ」を設立し、欧州を拠点に高級EVメーカーとして活動すると公表しましたが、第一弾は「ハイパーEVになる」と発表し、同時にティーザー画像も公開(画像では車というより飛行物体ですが)。
これによるとピニンファリーナの市販車第一号の価格は2億8000万円程度になり、発売は2020年(ピニンファリーナの90周年)、航続可能距離は500キロ、そして0-100キロ加速は「2秒以下」。
SUVの発売予定も
2秒以下で0-100キロを駆け抜ける車としてはまだ発売されていないものの(発表のみ)新型テスラ・ロードスター(1.9秒)、リマックC_Two(1・85秒)があり、もちろんピニンファリーナはこれを意識しているのは間違いなさそう。
加えてピニンファリーナは「ファミリーSUV」の発売も計画しているといい、そして最も安価なグレードでも「2000万円オーバー」。
ピニンファリーナいわく「車高の高いモデルにおいては、ピニンファリーナ88年の歴史を存分に活かせる」と語っており、つまりはデザインにおいて差別化を図る自信がある、ということなのかもしれません。
正直なところ「格好良いSUV」を作るのは相当に難しく、しかしピニンファリーナはデザインハウスとして活動してきたぶん、他にはないアドバンテージを持っている、と考えているのでしょうね。
なお、価格からすると「一般への普及」は考えていないと思われ、そのぶん市販モデルでの思い切ったデザインができる可能性もありそう。
現在ピニンファリーナは香港のEVスタートアップ「HK」との協業にてEV発売を進めているほか、ヴェトナム第一号となる自動車メーカー「VINFAST」とのコラボレーションを行なっており、そしてすでに中国自動車メーカー向けにはデザインを提供済み。
これまでも多くのデザインを各自動車メーカーのために行ってきたものの、自社名義にて市販車の生産を行うのはその歴史上「初」となり、そしてこれはピニンファリーナ創業者の「悲願」であったと言われます。
現在ピニンファリーナの指揮をとるのは「三代目」で、創業者の孫がようやく初代の念願を叶える時がきた、と言えそうです。
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