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トヨタ欧州語る。「新型スープラは安いクルマではない」「その開発はほとんど日本で行われた」

2018/04/18

| 新型スープラは「安くない」 |

新型トヨタ(GR)スープラにつき新たな情報。
これは欧州トヨタのR&D部門重役、ジェラルド・キルマン氏がAutoLAIに対して語った内容だとされ、これによると「新型スープラの多くは日本で開発され、欧州トヨタが携わったのはわずかな修正のみ、とのこと。
これは一部で報じられた「トヨタは新型スープラの開発をBMWに丸投げ」というのとはかなり異なる内容ですね。

どこまでBMW Z4とは違うクルマに?

加えて同氏は「エンジンはBMW製、ハイブリッドは現段階では考慮されていない」とも述べ、これは以前にも報道されたとおり。
そしてBMW Z4との共同開発ながらも「内外は全く異なるものだ」とも語っています。

なお新型スープラについて「安い車ではない」とも意見を述べ、というのも86とは多くの部分で異なり、86はエントリーモデルとしての役割があるものの、スープラはパフォーマンスを追求したピュアスポーツカーで、より高いポジションに位置するため、と説明。

そのほかに判明していることは非常に少なく、「重量配分が前後50:50」「マニュアル・トランスミッションはなくデュアルクラッチのみ」「エンジンは最大で450馬力」「価格はポルシェ718ケイマンくらい」と言われており、ただしこれらは現時点では公式情報ではなく「ウワサ」の範囲。

結局名称は「スープラ」に?

一時「スープラ」の名称については「使用されないかも」という話があったものの、最近のインタビューではいずれも「スープラ」と呼ばれており、新型スープラは正式に「スープラ」を名乗ることになりそう。
なお、今回の新型車が「スープラ」の名にふさわしくないと言い出したのは北米のディーラー網で、「スープラはもっと高いパフォーマンスを持つべきだ」という理由から。
ただし最近明るみに出ている情報やトヨタからのコメントでは「ハイパフォーマンスなピュアスポーツカー」であることを示唆しており、こういった説明を行うことでアメリカのディーラー網も「納得」したのかもしれませんね。

実際のところ新型スープラがどれだけのパフォーマンスを持つのか、そしてどれほどBMW Z4とは異なるのか知るよしもありませんが、これまでスープラの開発を牽引してきた多田氏のコメントを見る限り、「相当なパフォーマンスを持っており、かつトヨタならではのこだわりが反映されている」モデルで、単なる(BMWとの)バッジ違いモデルではない、と考えています。

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