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李書福氏の筆頭株主化でベンツに異変。ボルボにエンジンを供給したりAMG「ハンドリング・バイ・ロータス」も?

投稿日:2018/04/27 更新日:

| メルセデス・ベンツにとってこれは危機?チャンス? |

現在ダイムラー(メルセデス・ベンツ)の株式9.69%を個人で所有する吉利汽車のオーナー、李書福氏ですが、彼の最終目的は「メルセデス・ベンツとのパートナーシップ」とのこと。
もともと自動車製造業へと乗り出した理由が「中国でもメルセデス・ベンツのような高級車を造りたい」という想いからであり、吉利汽車が最初に作ったクルマも「メルセデス・ベンツEクラスのコピー」。

今後、メルセデス・ベンツと吉利汽車とは緊密な関係にならざるを得ない

その後メルセデス・ベンツに業務提携を申し入れるもメルセデス・ベンツにムゲに扱われ、そのために自身でダイムラーの株式を買い集め、現在メルセデス・ベンツを振り向かせるまでとなっています。
ただ、「9.69%の株式を取得」するのは簡単なことではなく、まず費用として1兆円以上が必要。
そして、当然メルセデス・ベンツも株式買い占めを警戒するので「秘密裏に」動く必要があるわけですね。
この「秘密裏」については相当に手の込んだ方法を用いたとされており(金融関係のサイトには詳細に解説されている)、その結果晴れてメルセデス・ベンツは李書福氏と手を組まざるを得ない状況に。

メルセデス・ベンツも最初は「李書福?誰それ?」という感じだったものの、最近では「良好なパートナーシップを築きたい」としており、態度が一変(最大株主が相手なので、言うことを聞かないと解任されるかも)。

ただ、ここで問題があるのはメルセデス・ベンツにはすでに中国国内にビジネスパートナーがいる、ということ。
北京汽車(BAIC)、比亜迪汽車(BYD)とともに合弁を展開しており、そして中国の規制で「合弁は2社まで」となっているので、これ以上メルセデス・ベンツは合弁相手を増やせないわけですね。

ここで吉利が北京汽車(BAIC)か比亜迪汽車(BYD)との合弁を解消させることも考えられますが、あまりにロスが大きく、そのロスは損失となり、ひいては保有している株価にも反映されるため、「それはない」と考えられそう。

現時点でメルセデス・ベンツと吉利汽車との「今後」について、メルセデス・ベンツは「Win-Winでなくてはらなはい」と発言。
そして「吉利と技術を共有するのはWin-Winではない」とも語っており、しかし李書福氏の最終の目的が「業務提携」である以上、どこかで「絡む」必要が。



現在ウワサとして囁かれるのは1)メルセデス・ベンツが吉利汽車の開発したEV用プラットフォームを利用する、2)メルセデス・ベンツが吉利汽車、そして吉利の所有するボルボへエンジンを供給する、というもの。
1)についてはメルセデス・ベンツのEV分野での合弁相手である比亜迪汽車(BYD)との関係上難しそうですが、2)は十分に有り得る話で、もしかするとボルボを超えて(吉利汽車の所有する)ロータスにもエンジンを供給したり、メルセデス・ベンツもしくはAMGが「ハンドリング・バイ・ロータス」になるのではと考えることも。

なお、メルセデスAMGはそのハイパーカー「プロジェクト・ワン」開発時にロータスへとハンドリングのチューンを依頼しようとしたという話もあり、あながち「無い」話でもないな、という感じです。

そのほか、メルセデス・ベンツは吉利汽車やボルボの株式を取得して「持ち合い」を行うとも見られていますが、自動車業界が思わぬ方向へと動き出しそうですね。

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