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さすがモナコ!フェラーリF40、ブガッティEB110がミーティングに登場。ブガッティEB110って?

2018/04/28

| さすがはモナコ、超レアなブガッティEB110が登場 |

モナコのカーイベントにて、あのブガッティEB110が登場。
ほかにもランボルギーニ・ディアブロSV、フェラーリF40の姿が見えるものの、それらが霞んでしまうほどのオーラを発しているように見えますね。
なお、EB110は現在の(フォルクスワーゲン・アウディ傘下にある)ブガッティとは異なる資本のもとで作られた「失われた世代」のスーパーカー。

製造にたずさわったのはランボルギーニ・カウンタックを企画したメンバー

ブガッティEB110の製造は1991ー1995年で生産台数わずか139台。
新車時の価格は4300万円ほどですが、現在は1億円に迫ろうという値で取引される希少車です。
フレームはカーボンモノコック、エンジンは3.5リッターV12クワッドターボ、出力552馬力、トランスミッションは6速MT、駆動方式は4WD。
0-100キロ加速は3.6秒(”EB110 SS"だと3秒くらいという話も)、最高時速は343キロ。

今でも十分に通用するスペック、そして外観を持つ車でもありますね。

この時期のブガッティはイタリア人実業家であるロマーノ・アルティオーリ氏が運営していますが、イメージカラーにはブガッティらしいブルー、名称にもブガッティ創業者のイニシャル「EB(エットーレ・ブガッティ)」を与えるなど過去へのオマージュが感じられる内容に。※加えて「110」はエットーレ・ブガッティの生誕110周年から

開発に携わったの中心メンバーはマルチェロ・ガンディーニとパオロ・スタンツァーニ。
マルチェロ・ガンディーニはランボルギーニ・カウンタックの車体デザイン、パオロ・スタンツァーニは同じくカウンタックのエンジニアリングを担当しています。

ちなみにカウンタックはもともと4WDを想定して設計されたと言われますが、残念ながらそれは実現せず。
かわりに両名はこのブガッティEB110で「大排気量ミドシップ+4WD」を実現することになりますが、このブガッティEB110もカウンタック同様にシザースドアを持つのが特徴。

その後ブガッティは経営破綻してしまい1998年にフォルクスワーゲングループに吸収されることになり、しかしその後のヴェイロン/シロンでも「カーボンモノコック、クワッドターボ、ミドシップ、4WD」が継続されているのは興味深い事実。

なお、EB110以前のブガッティには「カーボンモノコックも、クワッドターボも、ミドシップも、4WDもない」ので、これらはEB110が作り出した流れだと言っていいかもしれません(できればシザースドアも引き継いで欲しかった)。

つまりフォルクスワーゲングループ下でもこのEB110の設計思想が引き継がれており、それだけこのEB110の評価は高い、ということになりそう。

↓ナンバーが「EB110 GT」

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VIA:Autogespot

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