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ここまで落ちぶれたか・・・。MGがマツダをパクった「Xモーションコンセプト」を発表

2018/04/26

| もはやMGの面影なし |

MGは北京モーターショーにて、新型車「X-Motion(Xモーション)」を公開。
MGブランドのトップレンジに該当するSUVですが、なかなかにスタイリッシュなデザインを持っているようですね。
なお、ここでふと思ったのは「「おや、なんかマツダに似ているぞ」ということ。
CX-3やアテンザ、CX-4/CX-5といったモデルによくにていて、そのボディカラーもソウルレッド・プレミアムメタリックのような感じ。

パクられるのはいい製品である証拠

こちらはマツダCX-5。
似ていないとは言わせない、というレベルですね。

なおマツダは中国では大人気と報じられるものの、現地だと「ほとんど見かけることがない」メーカー。
ただしMGだけではなく他メーカーもマツダのデザインを模倣しているところを見ると、マツダの評価が高いということは想像に難くありません。

全体的には大きなグリルで押し出しを強めながら薄いヘッドライトで車体の大きさや幅広さを強調し、ブラックのホイールアーチで足元を大きく見せ、ウインドウ面積を小さく見せることでスポーティーさを押し出し、サイドアンダーのブラックパネルでボディを薄く、かつ前後フェンダーの張り出しを大きく見せてこれまたスポーツカー風に、という最近の「王道」デザインを持っていることがわかります。

MGはもともと由緒あるメーカー

なお、MGは1910年頃にイギリスでスタートした伝統あるブランド(会社としての設立は1923年)。
その後BMCに併合され、1981年にはオースチン・ローバーとして分社化。
さらに1986年には単に「ローバー(Rover」となり、2000年には「MGローバー」へ。
2005年にはMGローバーの経営破綻とともに中国の南京汽車がこれを買収し、2009年に南京汽車は上海汽車(SAIC)傘下となって現在まで存続することに。

日本でもオープンカー「MG-F(1995)」がヒットしましたが(すごく欲しかった)、その後は鳴かず飛ばず。
丸目を用いたデザインでも知られており、ローバー75なども「そこそこ売れた」と記憶しています。

現在のMGについては公式サイトでそのラインナップを確認でき、中国語表記では「名爵(イギリスをイメージしたものと思われる)」。

なんとなくジャガーっぽい車のほか、マツダとシトロエンのコンセプトカーを合体させたような「E-motion」もリリースしており、そして昔の面影はまったくなく、「かなり没落してしまった」名門ブランドとも言えそうです(ジャガー・ランドローバーがインドのタタに買収されて盛り返したり、ミニがBMWに買収されてメジャーブランド化したのとは対照的で、ヘリテージを活かせなかった)。

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