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【動画】ル・マンで史上最悪の死亡者83名を出したメルセデス・ベンツ300SLR。そのクーペ版を見てみよう

2018/05/09

| 栄光と挫折をメルセデス・ベンツに与えたレーシングカー |

メルセデス・ベンツが動画にて「300SLR」を紹介。
この300SLRは1955年のミッレ・ミリアでサー・スターリング・モスとファン・マヌエル・ファンジオが1-2フィニッシュを決めたことでも知られるマシンですが、1955年のル・マンにおいて83名が死亡、負傷者180名を出すというモータースポーツ史上最大の事故を引き起こしたレーシングカーとしても知られます(その後メルセデス・ベンツはル・マンへと復帰するのに33年を要した)。

この事故について直接の関係があるのは3台で、「ジャガーDタイプ、その後ろのオースチン・ヒーレー100S、その後ろのメルセデス・ベンツ300SLR」。
ジャガーDタイプがピットインのために減速したところ(Dタイプは当時最新のディスクブレーキを積んでおり、減速力が強すぎて)オースチン・ヒーレー100Sがそれに追突しそうになったので進路を変更し、そして進路を塞がれたメルセデス・ベンツ300SLRがオースチン・ヒーレー100Sに乗り上げて宙を舞い観客席に落下して爆発炎上。
その際にパーツも飛散したために多くの人に負傷を負わせることになったようですね。

なおメルセデス・ベンツとル・マンとの相性は良くなく、1999年にもメルセデス・ベンツCLRが宙を舞うという事故が予選中、決勝前に2回も発生しており、その後メルセデス・ベンツはル・マンへの参戦を今に至るまで見送っています。

クーペモデルはわずか2台のみが存在

メルセデス・ベンツ300SLR(Sport Light-Racing)はその名称からして「300SL」のチューンナップ版と思われがちですが、実際はF1マシンのW196をベースに2シーター化したもの(300SLはW198、300SLRはW196S)。

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スペースフレーム構造を採用し、エンジンは直列8気筒3リッター、出力は310馬力、トランスミッションは5速マニュアル。
ガルウイングドアを持ち、手動式ではあるもののリアデッキをエアブレーキとして作動させることができるなど先進的な機構をもったレーシングカーだと言えます。

合計9台の300SLRが製造されたと記録が残っていますが、今回紹介されるのは公道走行バージョンの「クーペ」。
設計者の名前をとって「ウーレンハウト・クーペ」と呼ばれ、レーシングカーの300SLRから公道仕様へとコンバートされたのが2台のみだと言われます。※かつてメルセデス・ベンツは300SLRクーペを「最も価値の高い車」だと表現している

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もちろんこれを現代に復刻したものが2003年に発表された「SLRマクラーレン」で、これの超限定モデルとして1955年にミッレ・ミリアでの優勝をもたらしたサー・スターリング・モスの名を冠した「SLRスターリング・モス」も。
なお、ベースとなるのは「722エディション」ですが、これは馬力ではなくレースを出発した時刻が7時22分であったため。

それでは動画を見てみよう

こちらがその動画、「JP Kraemer & Matthias Malmedie: 300 SLR “Uhlenhaut-Coupé” | Let’s Talk Mercedes Part 1」。

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