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ポルシェが918スパイダーに6度目のリコール。今回も足回りの強度不足

2018/05/13

ポルシェ918スパイダー

| ポルシェ918スパイダーが6回目のリコール |

ポルシェ918スパイダーが六度目のリコール。
今回はリアサスペンション(コネクティングシャフトとコントロールアーム)が継続的なストレスで”亀裂が入る可能性がある”というもの。
現時点でこれに起因する実際の問題はなく、しかし長期的に見るとこれは918スパイダーの信頼性を落とすことになりかねず、そこでポルシェはリコールに踏み切ったようですね。

今回はリアサスペンションのパーツ強度不足

リコール対応の内容としてはパーツを強化された対策品へと置き換えるというもので、1台あたりの対策にかかる時間は7〜8時間。

なおポルシェ918スパイダーは発売直後の2014年から合計で6回のリコールを出すことに。
今回の対象台数、対象地域は不明ではあるものの、おそらくはそれなりの台数となりそう。
今までのポルシェ918スパイダーに関するリコールは下記の通りですが、実際の事故は報じられておらず、問題を独自に発見したということになり、ポルシェは918スパイダ発売後も独自で耐久テストまたはそれに準ずる試験を行なっていると考えて良さそうです。

1.ラジエターファン配線の取り回し(対象:205台)
2.リアアクスルのコントロールアーム(対象:17台)
3.シャシーコンポーネント強度不足(対象:228台)
4.シートベルト巻取り装置の不具合
5.フロントサスペンション(対象:306台)
6.リアサスペンション

なおポルシェは比較的リコールの少ないメーカーとして知られ、かつ問題があったとしても、その内容が軽微であり、それによる事故が少ないメーカー。
918スパイダーに関してはリコール回数が多く、ポルシェとしては極めて珍しい例だと言えそうですが、918スパイダーのパフォーマンスがあまりに高く、他のモデルでは「問題はない」であろう部分も慎重を期してリコール対応を行なっているのかもしれません。

ちなみにポルシェ918スパイダーは「ハイブリッド」となりますが、エレクトリック部分については一度もリコールを出しておらず、中東のような灼熱の地でも販売していることを考えるに、この部分の信頼性は相当に高そうです(中東は気温が高すぎ、トラブルの可能性が高いとしてEVやPHEVの販売を行わないメーカーも多いほど)。

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