次期ポルシェ911に新情報。「PHEVは燃費型と性能型の2種」「GT2/GT3にハイブリッドはない」

｜　次期911プラグインハイブリッドは2種存在？　｜

ポルシェ内部の人物が語った内容として、Auto Expressが「ポルシェ911PHEVには2種類ある」と報道。
ポルシェ911PHEVは次期911つまり992世代の「後半」に登場すると言われているバリエーションですが、まず一つ目は「911カレラ」の上に位置し、もうひとつは911ターボSの上に君臨する、とのこと。

911カレラの「上」のほうの911PHEVですが、こちらは新型カイエンE ハイブリッドと同様のシステムを持ち、つまりモーターはエンジンとトランスミッションとの間に装着され、パワーは小さいながらも小型軽量という点を活かしてガソリンエンジンを補う構造（マイルドハイブリッド、もしくはその発展型）。
もちろんモーターのみでの走行も可能だと思われます。

これは4WDモデルのように「燃費がRRに比較して劣る」場合の燃費改善に大きく寄与するとされ、今後有望視される技術でもありますね。

GT2/GT3にハイブリッドは採用されない

そしてもうひとつの「ハイパワー」なほうについて、これは現在のパナメーラ・ターボS Eハイブリッドと同じ手法で、ハイブリッドこそポルシェのフラッグシップと未来にふさわしいということを誇示するものと思われ、しかし現在のところ構造やパフォーマンスは全く不明。

加えて上記の「ポルシェ内部の人」の話では「GT3やGT2は次世代ではハイブリッド化されない」とのことで、これはGT2/GT3の純粋さを考慮したため。

とにかく「911ハイブリッド」についてはこれまでポルシェから発せられる情報ですら二転三転しており（それだけエレクトリック技術の進化が速く、今までできなかったことが”できるように”なっているからだと思う）、そしてPHEVは「次期911のモデルライフ後半に」登場となるとあと5年程度は残されていて、となると「まだまだ」情報がコロコロ変わる、ということもありそうですね。

とくに5年もあれば「ソリッドステートバッテリー」の実用化も考えられ、これがまた事情を大きく変えることになるのかもしれません。

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