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マクラーレンが強い需要のもと生産増加。15,000台めを出荷し、日あたり生産は初期の「倍」に

2018/06/05

| マクラーレンの1日あたり生産数は当初の倍、”20台”に |

マクラーレン・オートモーティブがその市販車において累計15,000台を達成した、と発表。
1年あたり2,000台強を生産していることになりますが、マクラーレンの販売が伸びたのはここ最近で、実際に「10,000台達成」を記録したのはわずか1年半前。
マクラーレン・オートモーティブはその市販車ビジネスを2011年の「MP4-12C」でスタートさせているものの、その際はさほど販売は伸びず。
これには「(非常に高い性能を持つのに対して)デザインがスーパーカーらしくない」といった側面があった、と考えています(ライバルに比べて地味だった)。

マクラーレン成長の原動力は「スポーツシリーズ」

ただ、その後にマクラーレンは限定ハイパーカー「P1」を発表し、このデザインが実にエクストリーム。
ヘッドライトにはマクラーレンの「スピードマーク(ナイキのスウォッシュマークみたいなもの)」をあしらった形状が採用され、独特の顔つきを持つに至っています。

MP4-12Cのフェイスリフト版ともいえる「650S」ではこのP1譲りの顔つきを採用し、これが大ヒット(やっぱりスーパーカーはデザインが大事)。
そしてその後に発売した「スポーツシリーズ(540C、570Sや570GT)」も650S同様のヘッドライトやディヘドラル・ドアを持ち、さらに価格設定がこれまた「絶妙」であったために世界中で大ブレイクして現在に至る、という流れ。

なお、スポーツシリーズの2300〜2600万円、というのは「フェラーリ430」や「ランボルギーニ・ガヤルド」に近いゾーンで、しかしそれぞれ「フェラーリ458イタリア」「ランボルギーニ・ウラカン」へとモデルチェンジするに際し一気に「3000万円」あたりの価格設定へと値上がりしたためにできた「空白地帯」。
強いて言えばポルシェ911ターボSがこの領域に生息しているものの、パフォーマンスはともかく「見た目」だと(ディヘドラル・ドアのせいもあり)圧倒的にマクラーレン「スポーツ・シリーズ」のほうがスーパーカー的で、そのためポルシェの顧客が多く流入した、とも言われていますね。

マクラーレンの将来性にはちょっとした不安も

現在マクラーレンは30もの地域で販売されており、1日に20台のペースで生産中。
驚くべきはスーパーカー市場の拡大であり、フェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティンもここ数年は毎年「過去最高」を記録していること。
つまりマクラーレンはどこかのシェアを食ったのではなくスーパーカー市場全体が成長しているということになり、一時スーパーカーはフェラーリ以外「死に体」であったことを考えるとまさに驚異的です。



この背景には中国市場の成長もあると思われるものの、欧州や米国、日本といった「古くからの市場」も成長を記録していて、このトレンドがいつまで続くのかはまったく予測のつかないところ。
いったんスーパーカー市場が縮小を始めれば「各メーカー間でのシェアの奪い合い」になり、どこかが伸びた分はどこかが減少するということに。
おそらくはその(スーパーカー市場のシュリンク)予防策の一部としてランボルギーニは「ウルス」、フェラーリも「FUV」、アストンマーティンは「DBX(ヴァレカイ)」を発売するのだと思われますが、マクラーレンは「SUVは絶対に発売しない」と主張しており、将来的にスーパーカーのマーケットが変動した時には大きな痛手を被る可能性もある、と考えています(その場合、フェラーリが生き残りの筆頭候補であるのは間違いない)。

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