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マクラーレン「なんども言うがSUVは絶対にない。むしろハイブリッドとEVだ」

2018/06/13

| マクラーレンは何が何でもSUVは作らない |

マクラーレン北米の代表、トニー・ジョセフ氏がメディアに語ったところによると、「(トラック22プランで公開したとおり)マクラーレンはハイブリッド、EVの開発を進めるが、SUVは作らない」とのこと。
これはすでに何度か本社経由でも語られていることではありますが、北米という本社から離れた地においても同様のコメントを行うということは、それだけ「マクラーレン全体で意思が統一されている」ということになりますね(トップと末端でバラバラの意見を言う会社も多い)。
とくに北米はSUV人気が高く、販売現場からすると「SUVがあればもっと売れるのに」と言いそうなものですが、それでも支社に至るまで「スポーツカー/スーパーカーだけで勝負する」という鋼鉄の意思を持っているようです。

まだまだハイブリッド、EVの性能には満足できない

現在SUVはベントレー、ランボルギーニからも登場し、ロールスロイスも「カリナン」を発表したばかり。
さらにフェラーリ、アストンマーティンもSUVを発売する予定で、これまでSUVとは縁がなかったブランドも続々これらを発表することに。

そんな状況であってもマクラーレンは「ほかがSUVを発売しようとも、マクラーレンがSUVをラインアップに加えることは絶対にない」と断言。
かつ、「2シータースポーツカー/スーパーカーに集中する(3シーターの例外はありそうですが)」とも語り、その理由としては「現在でも十分儲かっているから」。

そういった状況にあるために、利益のためにSUVを発売してブランドイメージを崩すよりも、確実にスポーツカー/スーパーカーブランドとしての地位を固めたほうが得策であると判断したようで、たしかに周りが純粋に「スポーツカー専業」と言えなくなってきている今、マクラーレンはある意味貴重な存在になっていることは間違いありません。

ただし懸念もいくつかあり、それは多くのメーカーがスーパーカービジネスに参入していること。
アストンマーティンも「新型ミドシップ」にてマクラーレンの領域へと出てくることになり、アルファロメオもF1参戦を期に「8C」を投入してスーパーカーの世界へカムバック。
そのほかにもエレクトリック・スーパーカーの投入を考えるスタートアップも多数あり、この先スーパーカー市場は「供給過剰」になる可能性があるわけですね。

そういったときに「SUV」を持っているとひとつの逃げ道を持つことになりますが、マクラーレンにはそれがなく、「スポーツカー/スーパーカー一本で勝負せねばならない」ということに。
よって魅力的なモデルを出し続けないと一気に販売が落ちてしまう可能性もマクラーレンは秘めている、と考えて良さそう。



「ハイブリッド」「EV」もまだまだ開発途中

なお「ハイブリッド」「EV」については今のところ優位性があるわけではなく、こちらもこの先どうなるか不明。
マクラーレンはハイブリッドとして「P1」を発売しているものの「ハイブリッドシステム抜きのP1も発売しようとしていた」ことが明らかになっており、最近発表されたばかりのハイパーカー「セナ」もハイブリッド非装着。

実際に「現在のバッテリー技術では求める要件を満たせない」とも発言していて、とくにEVだと「ものの数十分でバッテリーを消耗しきってしまう」ためにサーキット走行にはまったく対応できないようですね。

Mclaren BP23

マクラーレンには新株主も加入

なお、この5月にはマクラーレンの新株主としてカナダのマイケル・ラティフィ氏が参加。
約300億円分の投資をマクラーレンに行い、来年に88万8135株を持つことになる、と報じられています。
このマイケル・ラティフィ氏はフォースインディアのテストドライバーであるニコラス・ラティフィ選手の父であり、今後は同氏の意向も経営に反映されることになるのかもしれません。

マクラーレンの株主としてはサウジアラビアのマンスール・オジェ氏、バーレーンの王立ファンドの名がありますが、マイケル・ラティフィ氏は「三番目の」株主となる模様。
マイケル・ラティフィ氏はマクラーレンのブランド、技術に対して強い思い入れがあり、かつビジネスとしても魅力を感じたために今回の投資に踏み切ったとされますが、実際に株式を手にする来年以降、どう影響力を発揮するのは注目したいところですね。

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