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フェラーリ”ディーノ”は今年で50年。聖地マラネロに150台のディーノが集まる。でも「ディーノ」って?

| 涙なしには語れない「ディーノ」誕生の物語 |

「ディーノ発売」50周年を記念し、ムゼオ・フェラーリ・マラネロへと150台のディーノが集結。
よく「フェラーリ・ディーノ」とは言われるものの、ディーノは正式には「フェラーリ」ブランドからの発売ではなく、「ディーノはディーノ」という独立ブランドだとされています。

なお「ディーノ」という名称の由来はエンツォ・フェラーリの長男である「アルフレード ”ディーノ” フェラーリ」から。※アルフレードの愛称が「ディーノ」
若くして亡くなった(1956年没)ことを偲んで、また”ディーノ”氏がフェラーリ拡販のために考えた「V6エンジン搭載市販車のアイデア」を持つということからこのクルマに「ディーノ」というネーミングがなされることになった、と言われています(商業的理由にて、新しい小排気量モデルがフェラーリのブランド価値を損なうのではという懸念があったともされる)。

アルフレード ”ディーノ” フェラーリはV型エンジンの開発を主導していたとされ、没後に登場したレーシングカーである166P、206SP、206Sにも「ディーノ」の名が与えられ、1965年登場の166Pは「最初にディーノの名を関したクルマ」だとされていますね。

よってディーノは「フェラーリとは区別」されていて、車体にはフェラーリのエンブレムはないと言われるものの、実際にはフェラーリに寄って「フェラーリエンブレム」が装着された個体もあるといい、ぼくがフェラーリ博物館「ムゼオ・フェラーリ」で見た個体にも一部フェラーリのエンブレムが。

「ディーノ」はこんなクルマ

フェラーリがV6モデルの発売を考えるようになった背景として、「会社立て直しのために”稼げる”モデルの投入」が要求されたというものがあり、1960年代はフェラーリにとっても苦難の次期ですが、それを乗り切るために小排気量で生産性の高いモデルを企画し、実現させたものが「ディーノ」ということに。

市販車のディーノに積まれるエンジンの製造はフィアットで、フィアットがフェラーリ向けエンジンの生産を行うこととなった背景には「1967年のF2(フォーミュラ2)レギューレーション問題」があったとされ、これはF2に搭載できるエンジンの条件として「生産型をベースに、連続した12ヶ月で500台以上の生産が必要」というもの。
この数字をフェラーリがクリアすることは難しく、よってフェラーリはフィアットとの提携にてエンジンを大量生産することを決め、かわりにフィアットは自社の上級モデルにもこのエンジンを搭載し、「ディーノ」を名乗る権利も獲得しています。

ちなみにぼくにとっての「ディーノ」は柳沢きみお作の漫画「DINO」で、これはけっこう暗く重い話ではあるものの、ディーノのほかにも「デイトナ」などフェラーリ製スーパーカーが登場し、なかなかに面白い作品であったと思います。

↓フィアット・ディーノ(FIAT Dino)はこちら

DINO

市販モデルの「ディーノ」の原型は1965年のパリ・サロンに展示された「ディーノ206GT スペチアーレ」で、デザインはピニンファリーナ。
その後1966年、1967年にもプロトタイプが発表され、1968年から生産が開始されることとなっています。

まずは2リッターエンジンを積む「Ferrari Dino 206 GT」に始まり、1969年には2.4リッターエンジン搭載の「ディーノ246GT」へとバージョンアップ(ディーノ246GTは3つのL/M/Eバージョンがあり、1974年まで生産されている)。
シャシーナンバーはディーノ専用の新しいものとなり、すべて「偶数(初期のプロトタイプにはフェラーリの方式と同じ偶数、そして奇数ナンバーもある」。
ちなみにフェラーリの場合、レーシングカーは「偶数」、ロードカーは「奇数」だとされていますね。



「ディーノ」のスペックはこうなっている

ディーノ発表時のキャッチコピーは「小粒で鮮やか、そして安全・・・まさにフェラーリ」。
ディーノ246GTのスペックは下記の通りとなっています(ディーノ206GTと246GTの外観はほぼ同一で、ホイールベースと全長の延長、燃料タンクキャップの位置変更、エキゾーストパイプの太さ変更など)。

ディーノ246GT

エンジン:65度V6、2149cc
出力:195馬力
フレーム:スチール製チューブラーフレーム
サスペンション:フロント/ダブルウィッシュボーン、リア/ダブルウィッシュボーン
ブレーキ:」ディスク
トランスミッション:5速マニュアル
タイヤサイズ:フロント205/70 VR 14、リア205/70 VR 14
ボディサイズ:全長4235/全幅1700/全高1135
車重:1080kg

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via:Ferrari/Ferrari Japan

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