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【競売】超希少!ウォルター・ウルフと同じ仕様の「ランボルギーニ・カウンタックLP400S シリーズⅡ」

2018/07/21

| バレンチノ・バルボーニ氏のサイン入り |

RMサザビーズ開催のオークションにて、ランボルギーニ・カウンタック LP400S シリーズⅡが登場予定。
カウンタックLP400SシリーズⅡの生産台数は105台のみで、この個体はレストアに2800万円以上を費やしている、とのこと。
ボディにはランボルギーニの伝説的テストドライバーを務めたバレンチノ・バルボーニ氏のサインが入り、走行距離は35,000キロ、とされています。

ランボルギーニ・カウンタックとは?

ランボルギーニ・カウンタックは1971年にジュネーブ・モーターショーにて発表されたスーパーカー。
デザインはマルチェロ・ガンディーにで、ガルウイング(正確にはシザースドア)を持ち、とにかく低いウェッジシェイプが特徴。
パオロ・スタンツァーニによる設計を持ち、スペースフレームにアルミパネルを採用するという、当時としては画期的な構造を持っています。
エンジンは4リッターV12を縦にマウントし、この「縦置き」をイタリア語で表記したものが「LP」。

そのドアやスタイリング、ホイールアーチの形状、エンジンマウント方式が現代のアヴェンタドールSにまで引き継がれていることを考えると、いかに優れたデザインそして構造を持っていたかがわかりますね(当時から4WDレイアウトを想定した設計がなされていたと言われる)。

カウンタック LP400S シリーズ2とは?

ランボルギーニ・カウンタックは1971年の発表ですが、実際の発売は「LP400」として1974年に行われています(プロトタイプ発表から改良が加えられた)。
1971年に発表されたプロトタイプ「LP500」はのちの市販車(4リッター)とは異なる5リッターV12エンジンを搭載しており、これはカナダの石油王にしてF1チームのオーナー、ウォルター・ウルフ氏の手に渡っています。

そして同氏はこのカウンタックのパフォーマンスを向上させるためにランボルギーニのエンジニア、ジャンパオロ・ダラーラ氏(のちにレーシングカーコンストラクターとして有名に)と相談し、サスペンションのジオメトリ変更と幅広タイヤの装着、それに伴うワイドボディ化がなされることに。

これは「LP500S」もしくは「ウォルター・ウルフ・カウンタック」と呼ばれますが、のちにウォルター・ウルフ氏は自身のカウンタックと同じ仕様のカウンタックを発売してはどうかとランボルギーニへと持ちかけ、その後発売されたのがこの「LP400S」。
その名の通りエンジンは4リッターのままではあるものの、足回りやボディはウォルター・ウルフ・カウンタックと同一だとされています。

なお、シリーズⅢ以降はルーフが3センチ高くなっており、つまりカウンタック本来のデザインを持っているのは「シリーズⅡまで」。
よって、今回の個体は相当に貴重なものであるということもわかりますね。

バレンチノ・バルボーニ氏のサイン。

メーターはカウンタックLP400SシリーズⅡから7連(それまでは8連)に。

メーターはイエーガー製。

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