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アルファロメオMiToが2019年に生産終了。後継モデルはステルヴィオの下に位置するSUVに?

2018/08/24

| アルファロメオMiToがついに販売終了 |

欧州での「3ドアハッチバック需要減退」に伴い、アルファロメオがMiTo(ミト)の生産を2019年はじめに終了する、との報道。
MiToは3ドアのみしかラインアップがなく、「生き残りが難しい」とされていますが、やはりほかメーカーでも3ドアのラインアップを縮小する傾向にあり、これは止めることができない大きな流れだともいえそう。

今回の「MiTo終了説」はアルファロメオ欧州のボス、ロベルタ・ゼルビ氏の言としてAutocarが報じているもので、「人々は5ドアのクルマを選ぶようになっている。だが、MiToは3ドアだ」という同氏の言葉を紹介しています。

なお、イタリアでは現在5ドアが売れているようですが、それでも「5ドアに乗っていると所帯臭く見える」と考えられており、そのため後部座席のドアハンドルをピラーにインテグレートしてしまう手法が人気だとも聞いていますが、それを鑑みるに「5ドアに乗りたくて選んでいる」のではなく「5ドアを買わざるを得ない」という選択の結果だとも思われ、となると「3ドアっぽい5ドア(つまりスタイリッシュな5ドア)」の需要はかなり高そうですね。

MiToの後継モデルはクロスオーバー?

MiToの発表は2008年で、プラットフォームはフィアット・グランデプント、オペル・コルサD8と共通。
登場からもう10年も経過したということなりますが、イタリアのクルマはフィアット500といい、長寿モデルが多いようです。
この10年の間にMiToは様々な世の中の変化を経験したとも言え、このあたりがやはり「潮時」なのかも。

現在のトレンドを考慮するに「MiToの後継モデル」が投入されることはなさそうで、もしMiTo後継が5ドアにて投入されれば完全に「ジュリア」と競合することに。

ロベルタ・ゼルビ氏はMiTo後継モデルについて「ジュリエッタとステルヴィオとの間を埋めるクルマになれば」という発言も行っていて、となるとこれは5ドアで、かつステルヴィオよりも小さなクロスオーバーになる、と考えるのが妥当かもしれません。
さらに同氏は、「MiToのユーザーは成長し、子どもをもち、より大きなクルマを持ちたい頃だ」とも述べ、主要購買層の成長にあわせてMiToも成長させたい意向のようですね。

実際のところ、アルファロメオが先日公開した戦略によると、4C、MiToといったモデルは「未来の構想」にはなく、代わりに登場するのは「C-UV」「E-UV」「スポーツカー」。

スポーツカーについては「8C」「GTV」を指していると思われ、E-UVが「EV」だとすると、C-UVが「MiTo後継」と考えることも可能です。
アルファロメオはもともと「ステルヴィオの小型版」発売の意向を持っていたので、それが「MiTo後継」になるのかもしれませんね。

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