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色々試し、学んだ車。日産フェアレディZ(Z32、1995-1999)

2013/12/06

| 今でもこのクルマのことは忘れない |

BB型ホンダ・プレリュードの後に購入した日産フェアレディZ。
Z32は前期・中期・後期とありますが、ぼくが購入したのは中期に当たります。
前期型が登場したのはバブル期で、チタンキーを採用するなど豪華装備が特徴でしたが、中期モデルではそういった豪華装備や制振/遮音対策が一部省かれ、大幅に価格が下がりました。

そのためNAだと300万円を切る価格で購入が可能で、かなり頑張って購入した車でもあります。
しかしながらツインターボには手が届かずNA(230馬力)を購入するのがようやくでした。
そのためツインターボに対するコンプレックスが少なからずあり、様々な部分に手を入れた車でもあります。

サスペンションは固定式、車高調整式と2セット、マフラーもツイン出し、シングルと2セット、エアロパーツ、ホイール交換(これもヨコハマAVSとBBSの2セット)、各部塗装、内装貼替え、オーディオインストール、補強、と考えられる限り改造に手を出しました。

そのため、この車で初めて経験したこと、学んだことは非常に多く、とくにサスペンションとボディ剛性について学び考えさせられることが多かったと思います。
ボディ剛性については、ぼくの車はTバーで、そしてもともと開口部が大きい構造なのでZ32は剛性が弱く、そのためフロントストラットタワーバー、リアタワーバーなど装着しましたが、前後を補強すると今度は「捩れる」状態に。
今まではフロントやリアのストラット部分がうまく衝撃を吸収していたのですが、それができなくなったために今度は他の部分にしわ寄せが来る、という感じです。

そのためにボディ接合部をエポキシ接着、サイドシルにはウレタン充填などかなりハードに手を加えています。
それだけ手を加えて何か得るものがあったか?と聞かれると、「結局はなにもしないほうが良かった」という結論のみです。
しかしそれでも、なぜ「なにもしない方が良いのか」という理由だけははっきりわかったので、非常に貴重な経験ではありました。

それに気付いてからは外観のカスタムに走ることになり、各部ボディ同色塗装や加工、パテ埋め、レンズ類交換、ヘッドライト殻割り、HID加工装着、リアフォグ装着、エアロパーツ装着などに手を出すことに。
そこでも様々な経験と失敗を繰り返すことになりますが、とくにエアロパーツの装着は痛かったですね。
FRPとウレタンとの性質・精度の違い、メーカーによる品質差、加工の難しさなどを知ることになり、エアロパーツについても「なにもしないほうが良い」という結論に至っています。

吸排気についてもエアクリーナーの交換からキノコ型への換装、排気系の変更によって「背圧と抜け」について学ぶことも出来、これはいい経験になったと考えています。
同時にECU書き換えにも手を出してしまい、リーンとリッチとはどういうことか、どこまでマージンを削ってリーンにできるのかも挑戦することに。

軽量化についても徹底し、エアクリーナーをキノコ型に変えた時にフェンダー内にある純正インダクションパイプを撤去したり、リアワイパー、電動アンテナの撤去、その他もろもろ徹底して軽量化を測りました。
一方オーディオには手を抜かず、内装全バラし、制振と防音対策なども行っています。
オーディオについては今でも非常に重視しており、パッシブボリュームやネットワークの自作はもちろん、アンプの自作まで行うレベルに。

この時に電気系にも手を出し、追加メーター装着、LED打ち替え、各種追加照明などのカスタムに取り組むことで車の電気系統について理解を深めています。

内装についてはステアリング交換(3セット)、各部塗装、シートのレザー貼替えや刺繍を行うことで革の質やできることできないこと等がわかりました。

とにかく乗っている時間よりも改造している時間のほうが長かった車であり、内装をほとんど外したり、外装についても前から後ろまで手が入っていないところはなく、エンジン本体とトランスミッション(これも強化ATフルード入れてましたが)以外は手が入ってないところはないんじゃないか、という感じですね。

これだけやってぼくが思ったのは「妥協して買える範囲の車を購入して改造する」のは割高で、結局はお金を浪費するだけだ、ということ。
もしツインターボを購入していたらここまでお金をかけなかったかもしれません。
よって、車を購入するのであればもともとの素質が高いものを購入しないとダメ、ということですね。

ですが、何もかもに手を入れることで、何がよくて何が悪いかのかを経験を伴い知識として吸収出来てことはこの後のカーライフにおいて大きく役立つことになり、かけた時間やお金、そしてフェアレディZの存在自体はぼくにとって大きな意味を持つものであったと考えています。

なお、このときにほとんどの工具を揃えてしまい、リフターがあればショップ開業できるな、という感じだったのですが、そのおかげで今はほとんどの作業を自宅でできるようになり、かつ家の補修や家電の修理なども自分でできるようになったので、これはぼくの人生において必要なプロセスだったんだろうなあ、と考えています。

色々と弄った結果、車の限界を超えた入力を受けたりや挙動を行うようになり、車にとっては可哀想なことをしたと反省もしています。

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