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アレス・デザインがフェラーリF12/812ベースで”250GTO”オマージュを限定生産。「コピーではなく新解釈」

2018/10/01

| アレス・デザインが「最も価値のあるクルマ」、フェラーリ250GTOを現代に蘇らせる |

先日、デ・トマソ・パンテーラを現代に蘇らせるとして一躍有名になったイタリアのアレス・デザイン。
今回はなんとフェラーリF12/812スーパーファストをベースにした「250GTOモチーフ」のコンプリートカーを10台限定で発売する、としています。

アレス・デザインはイタリア・モデナに拠点を構えるコーチビルダー。
当地はフェラーリやランボルギーニ、ほかマセラティ、パガーニなどハイパフォーマンスカーの本社が近くに位置する立地で、そのためハイパフォーマンスカー向けのサプライヤー、そして優秀な人材も多数。

アレス・デザインはそうした「地の利」を想定してモデナに設立されていますが、設立者は前ロータスCEO、その前はフェラーリ副社長のダニ・バハー氏。

「コピーではなく”新解釈”」

同氏は「計画がアグレッシブすぎる」としてロータスを追い出されたという経緯があるものの、その後はアレス・デザインを設立し、持ち前のアグレッシブさにて次々話題のモデルを発表。
先の「プロジェクト・パンサー」もそうですが、その前にもいくつかのプロジェクトを公開しています。

今回の「フェラーリ250GTO(名称未定)復活プロジェクト」については、匿名のクライアントからの依頼で発足したとされ、これを実現するにあたり10台を作るとしていますが、その価格は1台あたり1億3000万円を予定(ベースとなるフェラーリF12、812スーパーファスト含む)。

もちろんフェラーリ250GTOのデザイン的特徴を捉えたものとなると予想され、フェラーリを冒涜するようなことにはならないと思いますが、なんといってもフェラーリ250GTOは「もっとも価値のあるフェラーリ」でもあり、半ば神聖視されていることを鑑みるに、生粋のフェラーリファンからは反感を買うことがあるかもしれません(場合によってはフェラーリの逆鱗に触れる可能性も)。※フェラーリ250GTOは約80億円で落札され、もっとも高価なクラシックカーとしても知られる

ダニ・バハー氏もその辺は良く理解しているようで、「フェラーリ250GTOは自動車史上、もっともアイコニックなクルマである」とし、今回のプロジェクトについても「コピーではなく、現代風に”新解釈したもの”」と語っており、あくまでもオマージュだというスタンスを示しています。

なお、アレス・デザインはほかにフェラーリGTC4ルッソをかつての70年代風に仕上げるプロジェクトや、

メルセデス・ベンツGクラスのコンプリートカー、さらにテスラ・モデルSシューティングブレーク、ポルシェ911タルガをGT3RSスペックにコンバートするといったカスタムも披露。
その顧客は富裕層だとされていますが、たしかにどのコンプリートカーもその価格は1億円前後、と非常に高価ですね。

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