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シリーズ中もっともハードコアなメルセデスAMG GT R Pro登場。ニュルで日産GT-R NISMOを超えるタイムを記録

2018/11/29

| よりサーキットに特化したスパルタンな限定モデル |

メルセデス・ベンツがAMG GTのラインアップを一新させ、ニューモデルの「AMG GT R Pro」を追加する、と発表。
このメルセデスAMG GT R Proは限定モデルとなり、その名の通りベースはAMG GT R。

よりサーキットに特化したモデルとなり、メルセデスAMGがこれまでに「AMG GT3」「AMG GT4」といったレーシングカーにて、実際にレースへと参加してきた経験を反映させたモデルとなります。

そしてメルセデスAMGは、この「AMG GT Pro」について、その特徴を4つ挙げており、それらは「サスペンション」「軽量性」「エアロダイナミクス」「外観」。

メルセデスAMG GT ProはAMG GTとこう違う

まず「サスペンション」について、メルセデスAMGは、このAMG GT Proのためにショックアブソーバーを新設計しており、「伸び側」「縮み側」とを個別に(ダンパーに装着されたダイアルで)調整可能。

さらにはやはり調整が可能なカーボン製のトーションバー(フロント)を装備し、リアには中空仕様のスチール製トーションバーが与えられています。

サスアームについてはAMG GT Rでは下側のみが「ユニボール(ブッシュ無しでのダイレクトな結合)」であったのに対し、AMG GT R Proではアッパーアームもユニボール化されているとのことで、これによってかなりダイレクトかつクイックなハンドリングが楽しめそう。

「軽量性」においてはカーボンセラミック製のブレーキディスク、専用のチタニウムグレー仕上げとなる軽量ホイール等が大きく貢献しているとされ、しかしトータルでの重量は今のところ不明。

「エアロダイナミクス」だと左右に大きく拡大したフロントサイドエアインテーク、そしてバンパーサイドに取り付けられたカナード(下側はかなり大きい)がまずは目に入る部分ですが、ポルシェやフェラーリ、マクラーレンのハードコアモデル同様、フロントフェンダー上にはエア抜きのためのスリットが設けられることも特徴です。

そしてリアだとウイングレット形状を持つカーボン製アエロパーツの装着やリアウイングが特徴的。
全体的にはAMG GT系にオプション設定される「カーボンパッケージⅠ」「カーボンパッケージⅡ」が標準装備され、その内容としてはカーボン製のドアミラー、サイドウイング、リアディフューザーなど。

エンジン出力はAMG GT Rと変わらずに585馬力のままですが、常軌のアップデートにより、メルセデスAMGのテストドライバーのドライブにてニュルブルクリンクを7:04.632で周回した、とアナウンスされていますが、このタイムはメルセデスAMG GT Rの7:10.92を6秒以上も短縮するもので、日産GT-R NISMOの7:08.68よりも速く、ニュルブルクリンクのランキングだと7-8位に相当します。

リアフード上のエンブレムは専用のチェッカーフラッグ仕様。

メルセデスAMG GT R Proのインテリアはこうなっている

こちらはAMG GT R Proのインテリア。
メルセデスAMG GT系のインテリアは全グレードともにアップデートされ、「AMG GT 4ドアクーペ」同様のデザイン/パーツが用いられていることが分かりますね。

そのほか、AMG GT系全般に、内装に対して12.3インチフルデジタルメーター、10.25インチサイズのマルチメディアディスプレイ、AMGパフォーマンスステアリングが与えられ、新しいドライブモード(AMG DYNAMICS)も装備している、とのこと。

リアにはロールケージが組まれ、ハードな走行に耐えうる剛性を確保。

現時点ではメルセデスAMG GT Proの発売時期や納車時期、価格についてのアナウンスはないものの、追って発表があるものと思われます。

VIA:Mercedes-Benz

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