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めずらしくフランスにて、81台ものクラシックカーが廃屋から発見。ランボルギーニ・ミウラ、ジャガーEタイプも

2019/01/21

発見された経緯や所有者の物語は不明

フランスの廃屋にて、81台ものクラシックカーが見つかり、オークションへ出品されることに(20日に競売が開催されているものの、結果は非公開となっていてわからない)。

発見の経緯、現在の持ち主など詳細は全く不明で、アメリカであればともかく、欧州においてこういった「大量のレアカーが発見される」のはかなり珍しい例でもあります。

なお、今回発見されたクルマには1980年代など「比較的新しい」クルマも含まれますが、第二次世界大戦(1939-1945)中などは、兵器を製造するための材料として自動車が接収されるケースが多く、それはたとえ価値のあるクルマであっても例外ではなかったとされ、そのため富裕層は自身のコレクションが押収されるのを避けるために「クルマをだれにも見つからないように隠した」ことが多かった、とされていますね。

中には終戦後に無事コレクションを回収できたオーナーもいて、しかしもちろん、残念なことに戦禍に巻き込まれて死亡したオーナー、敗戦国となり戦勝国にコレクションを没収されたオーナーも多数いるものと思われます(現代になり、遺族が裁判にてクルマを取り返した例もある)。

もとの持ち主はなかなかにいい趣味をしていたようだ

今回のフランスの例だと、その背景も全く公開されていないので事情をうかがい知ることはできないものの、いくつか「非常に価値の高い」クルマも含まれるよ模様。

まずはジャガーEタイプ(1961-1975)ですが、これは珍しいゴールドにペイントされており、いくつか修復され、センターコンソールが欠損しているものの全体的には優れたコンディションを持つようで、同年式のEタイプだと1800万円ほどの価値があるようですね。

そしてこちらはヘッドライトなどが失われたポルシェ356A(1950-1959)。
それでも当然高い価値を誇ることになりそうです。

フランスにしては珍しく、C3世代のシボレー・コルベット(1981)も。
フロントウインドウが破損しているものの、それ以外には特に大きな損傷はないようですね。

そしておそらくもっとも高い価値を誇るのがランボルギーニ・ミウラ(1968)。
コンディションが悪くとも7500万円程度の価値があるとされています。

今回の例に限らず、世界中では多くの発見が相次いでいて、中には「知らずに乗っていたクルマが大変価値のあるものだった」という例もあり、まさに「事実は小説よりも奇なり」といったところ。

なお、国土の狭い(人口密度の高い)日本では、これだけの規模を持つコレクションが放置されたままになるということはちょっと考えにくく、そのぶん海外ででのこういったニュースは新鮮に感じますね。

VIA:Hagarty

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